2020 年 1月にご紹介した新しい Map Viewer (ベータ版) が 2020 年 10 月に日本語化されました。現在の Map Viewer は将来的に Classic 版となる予定です。今回は、Map Viewer (ベータ版) の新機能と、Map Viewer (ベータ版) と Map Viewer Classic に関する Q&A についてご紹介します。
新機能
Map Viewer Beta は、[アプリ ランチャー] → [Map Viewer Beta]、または、Web マップのアイテム詳細ページで [Map Viewer で開く] のドロップダウン → [Map Viewer ベータ版で開く] で利用することができます。
ブレンド モード
ブレンド モードは 2 つ以上のレイヤーをブレンドして、レイヤー間の色やテクスチャの見え方をコントロールすることができます。現在、Map Viewer Beta で利用できるブレンド モードは 30 以上あります。
縮尺の保存とマップの回転
[マップ縮尺を維持] を有効にすると、ブラウザーのサイズが変化してもマップは中央に保たれるようになりました。また、右クリックでマップを回転させることができます。
印刷機能の強化
ページ設定やファイル形式、DPI を設定してマップをエクスポートできるようになりました。
ラベルの強化
ラベル クラスを設定できるようになりました。
Q&A
1. どちらの Map Viewer を利用すればいいですか ?
Map Viewer Beta では、Map Viewer Classic の機能の多くがすでにサポートされていますが、一部サポートされていない機能もあります。既存のマップを Map Viewer Classic で構築している、特定のワークフローを念頭に置いている場合は、互換性ガイドを参照して、どちらの Map Viewer がニーズにあっているかを判断することができます。
2. Map Viewer Classic で作成したマップを Map Viewer Beta に変換する必要はありますか ?
変換は必要ありません。Map Viewer Classic で作成されたマップは、Map Viewer Beta で開いて保存できます。
3. Map Viewer Classic はいつ Map Viewer (ベータ版) に置き換わるのですか。
Map Viewer Classic で利用できるすべての機能が Map Viewer (ベータ版) に導入されるまでの間は、両方のビューアーをご利用いただけます。詳細はロードマップをご参照ください。
4. Map Viewer Beta 版で導入された新機能をサポートしているアプリを確認するにはどうすればいいですか ?
ほとんどの機能はプラットフォーム全体でサポートされています。しかし、Map Viewer Beta で導入された新機能は ArcGIS API 4.x for JavaScript を使用して構築されているため、ArcGIS API 3.x for JavaScript を使用して構築されたアプリは、マップを表示することはできますが、すべての機能をサポートしているわけではありません。順次、バージョン 4.x を使用する Web アプリが増えていく予定です。詳細は、Apps that use ArcGIS API for JavaScript 3.x vs 4.x をご参照ください。
5. Map Viewer Beta について学ぶリソースはありますか ?
Learn ArcGIS で、Map Viewer Beta の操作に慣れることができます。
※ 上記の Q&A は Esri ブログ「Q&A on Map Viewer Beta and Classic: Tips & Tricks for ArcGIS Online」から抜粋し、翻訳したものです。
新たな機能を備え、パフォーマンスが向上した新しい Map Viewer (ベータ版) をぜひお使いください!
■ 関連リンク
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