【商圏レポートの新時代】ArcGIS Business Analyst Web App を 使ってみよう ③インフォグラフィックス

ArcGIS Business Analyst Web App (以下「BA Web App」) は、簡単な操作で、国内外の商圏分析を行うことができるクラウド型アプリケーションです。

本ブログ シリーズでは、BA Web App のおすすめ機能を複数回に分けてご紹介していきます。

シリーズ 3 回目の今回は「インフォグラフィックス」についてご紹介します。

前回の記事はこちら:

1.  インフォグラフィックスとは?

インフォグラフィックスは、ArcGIS Business Analyst の各種製品で利用できる、新しいタイプの商圏レポートです。従来の商圏レポートは、BA Web App 上では「クラシック レポート」と呼び、以下のような違いがあります。

商圏を作成したらワン クリックですぐに実行可能!

インフォグラフィックスの実行方法はとてもシンプルです。任意の場所で商圏を作成し、[インフォグラフィックス] ボタンを押すだけで、簡単に実行できます。

国内外の構築済みの標準テンプレートを提供

BA Web App では、日本国内向けのテンプレートを複数用意しているので、すぐにインフォグラフィクスを利用することができます。また、日本国外でも複数の国や地域で標準のテンプレートが用意されています。さらに、130 以上の国の統計データを搭載しているため、ユーザーは世界各国の人口統計をインフォグラフィクス形式でレポート出力することができます。

 

テンプレートのカスタマイズも可能

BA Web App は、インフォグラフィックスのカスタマイズ機能を有しており、ユーザー自身でレポートの項目を変更し、独自のテンプレートを構築可能です。構築したテンプレートを組織内共有することで、他ユーザーも利用できます。

カスタマイズ例としてインフォグラフィックス テンプレート集を公開しています。サンプルを実際に操作できるので、ぜひご覧ください。

2.  どんな表現ができますか?

インフォグラフィックスでは、集計結果を様々な方法で表現できます。代表的な方法をご紹介します。

チャート

集計結果を多彩なチャートで表現します。以下はチャートの一例です。

インフォグラフィックス

集計結果をシンプルなアイコンと数値で表現します。集計値の大小でアイコンの色や大きさを変えたり、アイコンをクリックすることで、さらに詳細な情報を閲覧したりすることができます。

テーブル

集計結果をテーブル形式で表現します。商圏内の集計値に加え、区画レベルを選択し、その区画の集計値と比較することもできます。たとえば、都道府県を選択すると、サイトが位置する都道府県の集計値がテーブルに追加されます。

近傍の位置

商圏内に位置する目標物ポイントやユーザー独自のポイントを集計したり、リストアップしたりすることができます。たとえば、インフォグラフィックスを使用して、新規開店するレストランの候補地の半径 1km 圏内にある既存のレストランを把握する場合に有効です。

米国などの一部の国では目標物データを標準搭載しており、近傍の位置に利用できます。日本では目標物データを提供していませんが、ArcGIS Online 組織サイトに公開済み、もしくは BA Web App でインポートしたポイント データを利用いただけます。

3.  製品の壁を越えて利用可能!

BA Web App のライセンスを持っていないユーザー様でも、他の製品からインフォグラフィックスを利用することができます。(利用の際に BA Web と同様クレジットを消費します。)

ArcGIS Pro

ArcGIS Pro の [インフォグラフィックス] ツールから利用可能です。

なお、ArcGIS Business Analyst Pro をご利用のユーザー様は、Business Analyst の [サマリー レポート] ツールからクレジット消費なしでインフォグラフィックスを出力することができます。詳細はこちらをご覧ください。

ArcGIS Web AppBuilder

ArcGIS Web AppBuilder に Business Analyst ウィジェットを設定することで、簡単なステップでインフォグラフィックスを利用できます。

BA Web App を体験するには ?

本アプリケーションには 21 日間のトライアルがございます。試してみたいという方は、ESRIジャパン製品トライアル ページよりお申込みください。

これから BA Web App を使いたいという方に向けて、弊社では ArcGIS リソース集でスタートアップ ガイドを公開しております。ぜひご活用ください。

製品の詳細やお問い合わせ先につきましては ArcGIS Business Analyst Web and Mobile Apps 製品ページをご覧ください。

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