授業準備を効率化!ArcGIS Business Analyst Web App の教育現場での活用法

高等学校新課程「地理総合」を前に、すでに GIS をご利用の先生方からは、「データを用意するのが大変…」というお声をよくいただきます。

そこで、今回は、特に「地域調査」の単元で地元のデータを調べたいときにデータを用意しなくてもさまざまな統計指標をすぐにマッピングできるアプリ ArcGIS Business Analyst Web App (以下 BA Web App) をご紹介します。

ESRIジャパンでは、小中高 GIS 利用支援プログラムにて、全国の小中学校・高等学校を対象に ArcGIS 製品を無償提供しています。BA Web App もこのプログラム内に含まれていますので、プログラムを導入されている場合はすぐにご利用いただけます。

データは選択するだけ!手軽なマッピング

カラーコード マップという機能では、データ (変数) を選択するだけですぐにマッピングができます。

色を塗り分けたマップ (階級区分図・コロプレス マップ) だけでなく、以下の豊富なスタイルから選択可能です。

また、スマート マップ サーチという機能では、複数の変数と条件を選択し、それに一致するエリアだけを表示することができます。

マップやフィーチャ レイヤーをエクスポート

カラーコード マップ等で作成したマップやレイヤーは ArcGIS Online にエクスポートすることができます。先生が BA Web App で作成した Web マップを ArcGIS Online や ArcGIS Pro で生徒が閲覧・操作することも可能です。

動的な人口ピラミッドも “インフォグラフィックス” 標準搭載

インフォグラフィックスとは、動的なレポートです。従来の印刷された紙のレポートとは異なり、チャートにマウス カーソルを合わせたり、クリックをしたりすることでより詳細な情報を得ることができます。また印刷も可能です。
標準でテンプレートが用意されているため、住所などで位置を指定するだけで、インフォグラフィックスを表示することができます。 学校の周囲と日本全国の人口動態の違いを手軽に確認できます。


画像をクリックすると、操作のできるインフォグラフィックのサンプルが開きます

インフォグラフィックスの機能詳細

先生の授業前の操作習得も手軽に!ガイド ツアー

ガイド ツアーは、「何をすればよいのか、どこをクリックするのかをレクチャーしてくれる機能」です。
ガイド ツアーについては以下の記事で詳しくご紹介しています。

【初心者でも手軽に解析】Business Analyst Web App を使ってみよう①ガイド ツアー

UI の制御が可能

生徒のアカウントには、必要な機能だけ表示させたい…という場合に、ArcGIS アカウントのロールを用いて、機能の表示・非表示を設定することができます。

使い始めるには?

ぜひ一度 BA Web App の操作感をお試しください!

※ BA Web App にはサービス クレジットを消費する機能がございます。クレジット消費量については「クレジット消費について (BA Web App 製品ページ)」をご覧ください。

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