ArcGIS Experience Builder (Developer Edition) バージョン 1.8 をリリースしました!

ArcGIS Experience Builder

ArcGIS Experience Builder (Developer Edition) の最新バージョン 1.8 を 2022 年 4 月 13 日 (日本時間 2022 年 4 月 14 日) にリリースしました。今回のバージョンアップでは、2022 年 3 月に実施された ArcGIS Experience Builder (ArcGIS Online) のアップデートによって機能追加・拡張された内容を Developer Edition に反映しています。

以下では、アップデートされた主な新機能や機能拡張をご紹介します。

ドキュメントの追加・更新

新しく追加された「Use data source in widget」のドキュメントでは、以下の一般的な使用例に関するガイドを提供しています。

  • ウィジェットの設定でのデータ ソースの選択
  • ウィジェット ランタイムでのデータの読み込みと表示
  • ユーザー入力に基づくデータのフィルタリングやクエリ
  • データ上の選択の処理
  • データ ソースと ArcGIS API for JavaScript のフィーチャ オブジェクトの同期
  • ウィジェットで出力データソースの生成
  • ウィジェットでメッセージの公開

サードパーティ ライブラリを使用する際、動的インポートと静的インポートのどちらを使用するのかという質問が開発者からよくありますが、「Using third-party libraries」のドキュメントでは、以下のように明確化されました。

  • サードパーティ ライブラリが 1 つのウィジェットだけで使用される場合、要件に応じて静的インポートまたは動的インポートを使用します。
  • サードパーティ ライブラリが複数のウィジェットで使用される場合、動的インポートを使用します。

ウィジェットの接続に関する「Widget communication」も人気のトピックです。開発者として、コードをコミットする前に、自分のウィジェットがビルダー インタフェースを介して他のウィジェットと対話するように設定できるかどうかを評価したいかもしれません。ビルダー インタフェースでウィジェット接続を設定する 4 つの方法についてのガイドを追加しました。

Calcite components のインポート

Calcite components ライブラリが package.json ファイルで参照されるようになりました。npm ci コマンドを実行すると自動的にインストールされるようになりました。つまり、”import {} from calcite-components” と入力することで、カスタムウィジェットに Calcite components を直接インポートできるようになりました。

コンポーネント ストーリーの追加

Storybook に、新しい ItemSelector コンポーネントを追加しました。All モードと Simple モードを選択することができます。

その他にも Jimu ライブラリの変更などがあります。アプリをアップグレードする前に、ご確認ください。
その他の更新情報や新機能については、ArcGIS Experience Builder (Developer Edition) 新機能ページをご参照ください。また、ウィジェットの更新などは ArcGISブログ「ArcGIS Experience Builder の 2022 年 3 月アップデートの新機能情報」もご参照ください。

関連リンク

ESRIジャパン Web サイト

ArcGIS Developer 開発リソース集

米国 Esri 社 Web サイト

米国 Esri 社 ArcGIS Blog

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