ArcGIS Online MapViewer ポップアップを活用しよう!

ArcGIS Online

はじめに

ArcGIS Online ではフィーチャをクリックすると表示されるポップアップに書式設定やチャート写真など設定して、よりわかりやすWeb マップを作成することができます。

この2つの例画像を比較してみてください。

どちらのポップアップの方がわかりやすいでしょうか?図はフィールド名を持つ既存の属性リストですが、図のポップアップでは、カスタム書式のテキストやグラフを利用することで、より直感的にポップアップの内容を理解することができます。 

このように、マップのスタイルや効果だけでなく、ポップアップも地図情報の完成度を高めるために必要不可欠で重要な要素です。 

ArcGIS Online では、様々なポップアップ表示を簡単に作成し、することができます。 

本ブログ記事では、ArcGIS Online のポップアップ設定方法についてご紹介します。 

※本ブログ記事は、米国Esri社「Pop-ups: the essentials」のArcGIS ブログを参考にしたものです。 

ポップアップの各設定方法

タイトル

ポップアップを表示すると上部にタイトルが表示されます。ポップアップ タイトルは、空白、表示テキスト、フィールド、またはテキストとフィールドの組み合わせから設定することができます。 

  1. 右側にある設定 ツールバーの [ポップアップの構成]  から、 [ポップアップの有効化がオンになっているか確認します。 
  2.  [タイトル]  をクリックしてパネルを展開します。 
  3. タイトルを設定します 。
     [{}] をクリックし、フィールドの値を追加します。 選択したフィールド名は波括弧内{} に表示され、ポップアップ タイトルには、選択したフィールドの値が表示されます。

ポップアップ タイトルの例

フィールド リスト

フィールド リストでは、ポップアップに表示するフィールドを選択したり、並び替えたりすることができます。 フィールド リストを整理することで、より見やすいポップアップを構成することができます。

  1. 右側にある設定 ツールバーの [ポップアップの構成] から、 [フィールド リスト] をクリックして展開し、必要なフィールドを選んでいきます。
  2.  ×を押すとポップアップ内のフィールドから項目が削除されます。
  3. 左部分にカーソルを合わせ、ドラックしながら移動するとフィールドの順番を変えることができます。


    しかし、このままでは「人口_総数」の有効桁数6ケタのままになっているため、
    有効桁数の変更を行います。
  4.  [フィールドの構成] から、有効桁数を変更するフィールドを選びます。 
  5.  [有効桁数] のドロップダウンをクリックし、適切な桁数を選びます
  6.  [完了] をクリックします。

    有効桁数が適切になりました。

チャート

数値属性のフィールドの値をバー チャート、ライン チャート、パイ チャートでグラフィカルに表示することができます。グラフにすることで、表示させたいフィーチャの詳細内訳や構成を簡単に確認することができます。

  1. ツールバーの [ポップアップの構成] タブ の下部にある [コンテンツの追加] から [チャート] を選びます。
  2. バー/ライン/円グラフから、グラフの種類を選びます。
  3. チャートの [タイトル] を入力します。
  4. 中央の [フィールドの選択] から、表示する [フィールド] を選び、 [完了] をクリックすると、ポップアップにグラフが表示されます。

画像

画像 (PNG、JPEG、GIF 形式) の URL を入力することで、ポップアップに画像を挿入することができます。

  1. ツールバーの [ポップアップの構成] タブ の下部にある [コンテンツの追加] から [画像] を選びます。
  2.  [URL] は写真URLが格納されているフィールド{}(画像の場合、{写真}というフィールド)を選択します。
    (すべてのポップップに同じ画像を表示させる場合は、URLを直接入力すると表示されます。)
  3.  [完了] をクリックすると、ポップアップ内に画像が表示されます。

テキスト

テキストを挿入することで、コンテキストと情報を追加することができます。また、書式と色を自由に変更が可能で、フィールド リストの内容を簡潔に表示できます。

  1. ツールバーの [ポップアップの構成] タブ の下部にある [コンテンツの追加] から [テキスト] を選びます。
  2. テキスト内に波括弧「{」を入力すると、ドロップダウンが表示され、フィールドを選択することができ、各フィーチャのテキストの入力を省くことができます。

今回はポップアップについてご紹介しました。ポップアップは、シンボルやレイヤーだけでは伝えきれない情報を補ってくれます。

ArcGIS Online の Map Viewer では、ポップアップ機能のほかにも、ご利用いただける便利な機能がたくさんあります。是非お役立てください!

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