ArcGIS Urban は、都市開発のシナリオや影響評価をサポートする Web ベースの 3D アプリケーションで、スムーズで効果的な都市計画のシミュレーションを行うことができます。
本ブログでは、主な新機能をご紹介します。
目次
クイック スタート エクスペリエンス
ランディング ページが再設計され、ステップバイステップのプロセスとすぐに使える 3D モデル等のデータセットを含む新しいクイック スタート エクスペリエンスが追加されました。簡単に ArcGIS Urban の始め方についてご紹介します。
ArcGIS Urban を起動する
urban.arcgis.com にアクセスしてサイン インするか、ArcGIS Online 組織サイトの右上にある [アプリ ランチャー] ボタンから ArcGIS Urban を起動します。
場所を選択
[セットアップ] をクリックし、マップ上で都市計画のシミュレーションをする範囲を選択します。
テンプレートを選択
3D モデルは、地域のバーチャル表現にとどまりません。将来の人口数や二酸化炭素排出量といった様々な指標に基づいた意思決定を下すのに役立ちます。
ArcGIS Urban には、人口数や二酸化炭素排出量などの指標をシミュレーションするために、3 つのテンプレートが用意されています。
- USA Default テンプレートには、定義済みの空間用途、建物、ゾーニング タイプ、指標、および ArcGIS Living Atlas のデータセットがインジケーターとして含まれています。米国以外でシミュレーションを行う場合は、これをベースに簡単に変更したり、ローカライズしたりして利用できます。駐車スペース、住宅ユニット、排出量など、計画シナリオの分析によく使用される多くの指標が含まれているため、最適な選択肢です。
- ファイル ジオデータベース テンプレートには、既存の都市モデルの gdb ファイルが必要です。これは、ローカライズされたバージョンのモデルを配布したい組織に最適な選択肢です。
- なし テンプレートは、セットアップ後のデータを含まない、モデル用の空白のキャンバスを作成します。このテンプレートは、使用したいデータの具体的なビジョンがチームに用意されている場合に使用します。
区画レイヤーとゾーニング レイヤーの追加
最後に、用意した区画レイヤーとゾーニング レイヤーを追加して完成です。
また、前回の ArcGIS Online のアップデートで追加された OpenStreetMap (OSM) 3D シーン レイヤーがデータセットに含まれているため、独自の 3D モデルを用意する必要はありません。素早く簡単にシミュレーションを開始することができます。
数値フィードバック
建物を作成および編集するときに、面積などの数値が表示されるようになりました。ArcGIS Urban 上での編集作業をよりスムーズに行うことができます。
ゾーニングに詳細な説明を追加可能に
ゾーニングや土地利用タイプ、オーバーレイに詳細な説明を追加できるようになりました。Markdown 記法を使って、リンクや箇条書きなどを追加し、ゾーニングの説明を拡張することができます。
その他の新機能については、ヘルプ (英語) をご参照ください。
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