ArcGIS Survey123 2023 年 2 月 アップデートの新機能情報

調査票形式の現地調査アプリである ArcGIS Survey123 のバージョン 3.17 が 2 月 21 日 (米国時間) にバージョンアップしました。主な新機能を本ブログでご紹介します。

Survey123 Connect

分析ツール

作成した調査とその XLS Form に関するベスト プラクティス、推奨事項を分析するツールが利用可能になりました。

ツールを実行すると分析結果の Excel ファイルが出力され、推奨事項の重要度や説明、対象のシートやセルの記載があり、対応箇所と方法を示します。

調査名が日本語の場合は、下記のディレクトリに格納されている Excel ファイルをご確認ください。
C:\Users\<ユーザー名>\ArcGIS\My Survey Designs\<調査名>\debug\analyze_survey

このツールを実行するには、Python の環境がインストールされていることが前提です。なお、ArcGIS Pro をインストール済みの環境では、Python の環境がインストールされるためすぐに利用できます。ツールが表示されない場合は、こちらのヘルプを参照して設定を構成してください。

Survey123 Web サイト

水平精度と高度の抽出設定に対応

ポイント入力時の水平精度と高度の値を抽出するプロパティが [数値] の質問の設定に追加されました。Survey123 Connect を利用しなくても、Web デザイナーの設定で抽出できる値の種類が拡充しました。

番外編

本アップデートで、Microsoft Power Automate における Survey123 の「レポートの作成 (Create Report)」アクションが新たに追加されました。例えば調査票に結果が送信されたということをトリガーにして Survey123 のレポートを作成したり、レポートの作成をスケジュールしたりすることができます。

利用例:Survey123 で結果を送信したらメールを自動で送る仕組みを Microsoft Flowで作ってみよう

・Microsoft Flow は Microsoft  の旧名称です。
・Microsoft Power Automate の操作に関しましては、Microsoft 社にお問い合わせください。

今後は、位置情報の共有機能の実装も予定されています。今後の Survey123 のバージョンアップにもぜひご期待ください!

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