経済産業省によるデジタルライフラン全国総合整備計画が実施されています。本計画の目的は以下のとおりです。
- 人口減少が進むなかでもデジタルによる恩恵を全国津々浦々に行き渡らせる
→ 約 10 年のデジタルライフライン全国総合整備計画を策定 - デジタル完結の原則に則り、共通の仕様と規格に準拠したハード・ソフト・ルールのデジタルライフラインを整備
→ 自動運転や AI のイノベーションを急ぎ社会実装し、地域生活圏の形成に貢献する
具体的には、アーリーハーベストプロジェクトを立ち上げ、ドローン航路、自動運転サービス支援道、インフラ管理DX について、2024 年からの実装に向けた支援策を実施していくことになります。
- ドローン航路: 180km 以上
【送電線】埼玉県秩父地域
【河川】静岡県浜松市 (天竜川水系)
- 自動運転サービス支援道
【高速道路】新東名高速道路駿河湾沼津SA~浜松SA間
【一般道】茨城県日立市 (大甕駅周辺)
- インフラ管理DX: 200km2 以上
埼玉県さいたま市
東京都八王子市
インフラ管理DX について
電力、ガス、通信、上下水道の各社で維持管理を行っているインフラ (地下埋設物) は、人口減少により維持管理が難しくなり、サービス提供できない地域も発生し始める恐れがあり、今後、戦略的に集約することが必要となります。
各社が保有する設備情報を標準化、位置基準を統一、3D モデル化、空間ID でインデックス化し、デジタルでの代替えを進めていきます。
3D の地下埋設物データは ArcGIS においても 3D 表示、空間ID による検索等が可能となります。
今年から始まる、各社の地下埋設物の共通デジタル化プロジェクトが注目されます。