【Esri Japan AI Weeks】翻訳アシスタントで簡単!ArcGIS Instant Apps による多言語対応 Web アプリの作成方法

Instant Apps の多くのテンプレートには、「言語の切り替え」機能が備わっており、簡単な操作で多言語対応のアプリを作成できます。タイトルや詳細情報などの単語や文章は、アプリの作成者が構成した言語に切り替えることができます。言語の切り替え機能で使用する言語の翻訳では、翻訳アシスタント (プレビュー版) が利用されており、翻訳を構成する際、指定した複数の言語に対し一括して機械翻訳することが可能です。

本記事は、ArcGIS で利用できる AI を紹介する Esri Japan AI Weeks 5 日目の内容です。ぜひ他の投稿もチェックしてみてください。

Instant Apps による多言語対応した Web アプリの例

本記事で取り上げる AI は2025年8月現在プレビュー版での提供となっております。
ESRIジャパンで提供する Esri 製品サポート サービス開発者サポート サービスはご利用いただけませんので、予めご了承ください。
また、本記事で紹介するプロンプトを使用しても内部の処理や状況によって出力が異なる場合があります。
ArcGIS における AI の信頼性についてはこちらの記事をご参照ください。

翻訳アシスタント(プレビュー)の準備

翻訳アシスタントは、組織の管理者が ArcGIS Online 組織サイトでアシスタント機能を有効化した場合にのみ利用できます。ArcGIS Online 組織サイトで AI アシスタント機能を有効化する方法はこちらの記事をご参照ください。

翻訳アシスタントとは

翻訳アシスタント (プレビュー) は、Instant Apps で作成したアプリ内のテキストを翻訳するのを支援します。機械翻訳を使用して、アプリ内で作成されたテキストに対して翻訳文を生成します。言語の切替で翻訳される箇所に関する詳細な情報は、Language Switcher blog (英語) をご参照ください。なお、機械翻訳は人による翻訳を完全に代替するものではなく、あくまで補助的な役割を果たします。

翻訳アシスタント (プレビュー) は、Microsoft の Azure AI Translator Service(cloud-based neural machine translation service)を活用しています。Instant Apps での機械翻訳は、ArcGIS Online のデータ セキュリティーおよびプライバシー ガイドラインに準拠しています。

Instant Apps で翻訳アシスタントを使ってみる

今回、翻訳アシスタントを使用するにあたって、Instant Apps のゾーン ルックアップ テンプレートを使用して、ごみ収集所と自治体境界を検索できるアプリ「三豊市ごみ集積所と自治会検索アプリ」を作成しました。ごみ集積所などのデータは、香川県がオープンデータとして公開している【三豊市】ゴミ集積場所一覧を使用しています。Instant Apps による Web アプリの構築方法など、詳細な操作手順については ArcGIS Instant Apps ヘルプをご参照ください。

ここでは、Instant Apps による翻訳アシスタントの使用方法について紹介します。また、合わせて ArcGIS Instant Apps のヘルプの ArcGIS Instant Apps 翻訳アシスタント の概要もご参照ください。

翻訳アシスタントにアクセスするには、Instant App の構成を開き、「ステップ6.言語の切り替え」のセクションを開きます。

次に言語設定から翻訳する言語を選択します。一部の言語は部分的にサポートされています。詳細については、アプリの翻訳をご参照ください。ここでは、「Thai、Vietnamese、English」を選択しています。

[翻訳構成] をクリックして、選択した「Thai、Vietnamese、English」の翻訳を行います。

変換画面が表示されますので、[翻訳アシスタント(プレビュー)] をクリックします。

翻訳アシスタント (プレビュー) 画面が表示されますので [続行] をクリックし、次に翻訳する言語の選択画面から翻訳する言語を選択し、[変換] をクリックします。

アプリや概要のタイトルなど、アプリ内で作成されたテキストに対して翻訳文が生成されます。翻訳された各テキストは、ユーザーが直接編集して修正することも可能です。

マップ ウィジェットで使用するアイコンを選択します。アイコンは、アプリ内でツールを表すのに使用されます。

最後に [公開] をクリックして、アプリの変更内容を反映します。

アプリを起動して、マップ ウィジェットのアイコンから翻訳対象の言語を選択して、アプリ内のテキストが翻訳されているのを確認します。

まとめ

本記事では、翻訳アシスタントを活用して、Instant Apps で多言語対応の Web アプリを作成する方法について紹介しました。さらに、翻訳アシスタントは、ArcGIS Survey123 アシスタント (プレビュー版) にも組み込まれており、ArcGIS Survey123 で多言語対応の調査票を作成することも可能です。詳細は、ArcGIS Survey123 のドキュメント「翻訳アシスタント」をご参照ください。

Esri Japan AI Weeks では ArcGIS で利用できる AI の記事を月曜日から金曜日の 5 日間、2 週にわたって投稿いたします。

明日は ArcGIS Business Analyst で利用できる Business Analyst アシスタントについてご紹介します。

関連資料

フォローする