６ 月となり、すっかり新緑の季節となりました。アウトドアにぴったりなこの季節、昨今は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、屋外で楽しめる山登りや森林浴は以前よりも人気が高まっているそうです。こういったアウトドアは運動不足やストレスの解消になります。森林にはさらに、木々が発する化学物質のおかげでリラックス効果もあるそうです。皆様も、森林にいるとどこか気持ちが落ち着くといった経験をされた方がいらっしゃるかと思います。
さて、そんな森林についてですが、近年は森林破壊や森林火災のニュースを見ることが多くあります。森林には多くの問題が生じているという認識はありますが、森林環境の実態、現状についてはよく分からないという方も多いと思います。
そこで今回は、森林に着目したストーリー マップ 「日本と世界の森林の現状」を ArcGIS StoryMaps を利用して作成しました。
１．日本の森林について
第 1 章では、日本の森林環境を見ていきます。日本は森林大国といえるほどに森林が多く、ここ 50 年ほどで減少が見られません。また南北に長いため多様な環境、生態系を有しています。一見すると、日本の森林は豊かで問題がないように思われます。
2．日本の森林を取り巻く問題と世界の森林との関わり
第 1 章では、日本が豊かな森林を有していることを見ていきました。しかし、日本の森林環境には大きな問題があります。それは放棄林が多くあることです。なぜ放棄林が多くあるのでしょうか。ストーリー マップを通して探ってみましょう。
3．世界の森林の現状
世界の森林は急速に消失しています。その中でも、日本の木材利用とかかわりが深く、また世界の森林の中でも生物多様性の観点で重要性が高いのにもかかわらず急速に森林が失われているボルネオ島に着目していきます。
ボルネオ島は、森林消失が急速に進んでいる地域です。その森林消失には、実は日本も大きく関わりがあります。どのようにして日本が森林消失の一因となってしまっているのか、ストーリー マップで確認してみましょう。
ArcGIS StoryMaps 最新情報
ArcGIS StoryMaps は、2 週間に 1 回ほどのペースでアップデートが行われ、新機能が続々と追加されています。
本ブログでは、ご紹介したストーリーマップでも使用した、ArcGIS StoryMaps の便利な機能をいくつかピックアップしてご紹介します。
サイドカーのレイアウトが [フローティング パネル]、[ドッキング パネル] の 2 種類に！
サイドカーのレイアウトで、 [フローティング パネル] だけでなく [ドッキング パネル] が選択できるようになりました。また、レイアウトの選択はいつでも変更できます。ドッキング パネルを使用することでマップや画像とテキストのフィールドが独立するため、ストーリーを読み進めやすくなります。
サイドカーにスワイプ機能が追加！
スワイプ機能はストーリーでマップや画像の比較を対話的に行うための機能です。
これまではメイン ストーリー上でのみスワイプ ブロックを追加できましたが、サイドカー内にもスワイプ ブロックを追加できるようになりました。
サイドカーでスワイプ機能を使用すると、マップや画像の比較をしながら、テキストのスペースを設けることができます。サイドカーにスワイプ機能が追加されたことで、ストーリー表現の幅が広がりました。
便利な新機能、ハイパーリンク風のマップ アクション！
マップ アクションにハイパーリンク風の新しいボタン スタイルが登場しました。
編集の際に、任意の文字を選択して稲妻マークの [マップ アクション] ボタンをクリック、その後読者に見せたいマップ範囲を設定できます。
対話的なマップ アクションの追加によって、ストーリーをより伝えられるようになりました。
直感的な操作で、効果的なストーリーテリングを簡単に実現できる、ArcGIS StoryMaps をぜひお試しください！
■関連リンク
事例
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