国土交通省都市局が推進する 3D 都市モデル「Project PLATEAU」が注目を集めています。
3D 都市モデルの利用促進に、ArcGIS をご活用いただくため、ESRIジャパンでは、「Project PLATEAU」において構築される 3D 都市モデルの ArcGIS における活用事例を集めた活用サイトを公開しました。
引き続き、活用事例は追加していきますので、ご期待ください。
ファイル ジオデータベース (FGDB) の提供
Project PLATEAU においては、国際標準に準拠した CityGML 形式にて 3D 都市モデルが整備され、G空間情報センターより公開されています。
本サイトでは、CityGML 形式で公開されている 3D 都市モデルを ArcGIS にて扱いやすいデータ形式 (FGDB) に変換して、東京 23 区及び 55 のモデル都市を順次無償公開していく予定です。
変換ツールの提供
公開されている 3D 都市モデル (CityGML) から FGDB への変換ツールとして、国土交通省と作成した「3D 都市モデルデータ変換ツール for ArcGIS」を GitHub より無償公開しています。
有償エクステンションの ArcGIS Data Interoperability と組合わせることで変換を可能にします (2021 年 8 月現在国内未サポート)。
デモアプリのご紹介
公開されている 3D 都市モデルを ArcGIS でどう活用できるか、デモアプリとともにご紹介しております。
・ ビジュアライズ: 3D 都市モデルの可視化により、二次元の地図よりもより情報量が多く、わかりやすい表現が可能となり、地域住民との合意形成などに活用できます
・ シミュレーション: 自然災害発生時の予測データを組み合わせて 3D マップに重畳表現することで、都市の被害レベルを想定することができます
・ インタラクティヴ: 現実空間の施設や建物をデジタル空間に再現することで、多くの情報を扱うことが可能となり、エビデンスに基づいた都市計画、都市設計を行うことができます。その他、施設管理業務の効率化等にも活用することが可能になります
・ アナライズ: 可視性解析や日射量解析など、ArcGIS の豊富な解析ツールを紹介します
多様な活用事例紹介
3D 都市モデルが都市計画関連データをはじめ様々な都市活動データと組み合わされることで、多様な分野における活用が可能となります。
本サイトでは、ArcGIS で行える国内外の活用事例を紹介しています (随時情報更新予定)。
東京駅周辺 3D 都市モデル日射量解析
ESRIジャパンは、デジタル基盤におけるデータの相互流通・活用を高めることで GIS を活用したスマートシティの推進、Well-Being の実現に貢献します。
是非ご活用ください!
また、良い活用事例がございましたら、是非、お知らせください。お待ちしております。
■関連リンク
・ PLATEAU の 3D 都市モデルも Unreal Engine・Unity でハンドリング!? ~ゲームエンジン用の地図 SDK のご紹介 ~