ArcGIS StoryMaps の新しいコンテンツ形式として、「フレーム」が登場しました。フレームは、スマートフォンなどのモバイル デバイスでの閲覧に最適化されたショート ストーリー形式のコンテンツです。本記事では、フレームの機能と作成についてご紹介します。
フレームとは
フレームとは、モバイル デバイスでの閲覧に最適化された、動的マップとテキストや画像・動画を組み合わせたショート ストーリーの Web ページを作成・公開できる ArcGIS StoryMaps の新しいコンテンツ形式です。
これまでのストーリー マップでも、モバイル デバイスでの閲覧に適したレスポンシブ デザインに対応していましたが、フレームはスマートフォンなどの画面サイズに合わせた縦向きで表示され、横にスクロールして読み進めます。
フレームの作成
フレームは、ほかの ArcGIS StoryMaps コンテンツと同様に、ArcGIS StoryMaps ビルダーから作成します。そのため、ストーリー マップの作成経験のある方であれば、すぐに作成できます。
タイトルを作成し、フレームの各ページとなる「スライド」を追加してコンテンツを構築していきます。スライドのレイアウトは、シングル パネル、またはダブル パネルの 2 つから選択できます。
コンテンツ ブロックを追加し、テキストやマップ、シーン、ArcGIS アプリやインフォグラフィックス、画像などのメディアを追加します。
また、フレーム独自のコンテンツ ブロックである「アクティビティー マップ」を使うと、GPX ファイルをアップロードするだけで、マップ上でルートを表示し、距離や高低差を表示できます。登山やランニングなどのアクティビティーを共有するのに最適です。
フレームの共有
フレームはストーリーと同様に、共有リンクや 2 次元コードを用いて組織の内外に共有することができます。また、フレームはモバイル デバイスでの閲覧に最適化されたショート ストーリー形式のコンテンツであることから、ソーシャル メディアでの共有を前提とした情報発信にも適しています。
また、現在はベータ版ですが、オフライン環境での閲覧用にフレームを動画や PDF ファイルに出力することも可能です。
フレームのユースケース
フレームは下記のような様々なユースケースで利用できます。
- 緊急対応と公共安全: 災害などの状況をリアルタイムで共有し、マップで最新状況を共有できます。
- 公共インフラとサービス: 再開発プロジェクトや道路の開通・閉鎖などの地域の情報を、住民に共有できます。
- イベントなどのナビゲーション: 対話的に操作できるマップにより、不慣れな環境でもスムーズに移動できるようサポートできます。
- 組織の最新情報: プロジェクトやキャンペーン、アンケートなどの取り組みを広く一般に共有できます。
また、米国 Esri 社によりフレームの作成のヒントになるサンプル フレーム ギャラリー (英語) がまとめられています。
おわりに
ArcGIS StoryMaps のフレームは、従来のストーリー マップとは異なる、短くわかりやすいストーリーを発信できる新しいコンテンツ形式です。これまでと同様の、マップや画像などのメディアを組み合わせた視覚的な表現に加えて、モバイル デバイスに最適化されたデザインやソーシャル メディアでの共有にも適しているため、様々な場面で活用できます。
フレームは、ArcGIS StoryMaps にサイン インして簡単に作成できます。ぜひ身近な話題やイベントからフレームを作成し、新しいストーリーテリングをご体験ください。

