ArcGIS Explorer Desktop のカスタマイズ Part 7:中央子午線を変更する

ArcGIS Explorer Desktop を 2D 表示にした場合、初期設定では下図のようにアフリカ大陸を中心とした表示となります。

ArcGIS Explorer Desktop 初期表示

この 2D 表示では、ロシア東部、ニュージーランド、その他の 180 度ラインの周辺の地域で途切れています。大抵の場合はこの表示で問題ないでしょうが、太平洋をまたいだ表示ができないため、マップに追加したデータが切れてしまう場合があります。また、日本を中心としてマップを表示したい場合もあるでしょう。

アドインを使用すれば、中央子午線を変更してマップを表示することができます。

上図のマップは、WGS 1984 Web メルカトル (Auxiliary Sphere) で中央子午線が 0 度に位置しています。以下は、ボタン アドインのクリック イベントにより、中央子午線を 180 度に変更するコード例です。

Dim prjString As String = “PROJCS[“”WGS_1984_Web_Mercator_Auxiliary_Sphere””, “ & _

“GEOGCS[“”GCS_WGS_1984″”,DATUM[“”D_WGS_1984″”,” & _

“SPHEROID[“”WGS_1984″”,6378137.0,298.257223563]],” & _

“PRIMEM[“”Greenwich””,0.0],UNIT[“”Degree””,0.0174532925199433]],” & _

“PROJECTION[“”Mercator_Auxiliary_Sphere””],” & _

                                      “PARAMETER[“”False_Easting””,0.0],PARAMETER[“”False_Northing””,0.0],” & _

                                      “PARAMETER[“”Central_Meridian””,180.0],PARAMETER[“”Standard_Parallel_1″”,0.0],” & _

“PARAMETER[“”Auxiliary_Sphere_Type””,0.0],UNIT[“”Meter””,1.0],AUTHORITY[“”EPSG””,3857]]”””

Dim cr As CoordinateSystem = CoordinateSystem.ImportFromPrjString(prjString)

Dim mapDisp As MapDisplay = ESRI.ArcGISExplorer.Application.Application.ActiveMapDisplay

mapDisp.CoordinateSystem2D = cr

コードの 1 行目は、String 値を中央子午線として更新し、WGS 1984 Web メルカトル (Auxiliary Sphere) に書き出します。String は新しい座標系のオブジェクトを作成するために使用され、現在の 2D 座標系として設定します。結果は更新された中央子午線を 2D マップに表示します。

中央子午線の変更

この中央子午線の変更をマップに保存することはできません。中央子午線を変更したい場合は、マップを開く度にボタン アドインを使用するか、エクステンション アドインを使用して、マップを開くときに中央子午線を変更するように設定する必要があります。

■関連リンク
ArcGIS Explorer Desktop
ArcGIS Explorer Desktop ヘルプ – 機能(アドイン)の追加
ArcGIS Explorer SDK Help