ハリケーン「アイザック」を GIS で確認する

日本でも気象災害が起きていますが、アメリカでも大規模なハリケーンが発生しています。アメリカのハリケーンといえば、甚大な被害をもたらした 2005 年のカトリーナを思い出しますが、ちょうど同じタイミングで米国本土に上陸した今回のアイザックは、規模はカトリーナに劣るものの水害等の被害が警戒されています。この緊急対応のなか、多くの行政機関や民間組織にて GIS を使った災害対策を行っていることと思いますが、このブログでは、アイザックの状況を確認できるサイトをいくつか紹介します。

1. 現在米国 Esri 社では、アイザックの情報を Public Information Map として公開しています。台風の予測進路等の気象情報の上に、Twitter や YouTube を使って一般市民から投稿される情報を重ねて見ることができます。

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2. フロリダ州の Florida State Emergency Response Team では、GATOR と呼ばれる Web GIS を運用しています。背景地図として、一般的な道路地図や衛星画像だけでなく、海図や航空図も参照することができます。また任意の範囲の人口統計を確認できたり、行政から広報されている災害に関する資料や、道路に設置されているカメラも参照することが可能となっています。

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3. FEMA(米国連邦緊急事態管理省)では、FEMA GeoPlatform 上で ”Hurricane Isaac” の Web マップを公開しています。ArcGIS Online のサービスを利用しているので、FEMA が公開している情報の上に、自分のデータを追加したり、他の機関から提供されている情報を重ね合わせることができます。もちろん、ArcGIS Online で、”Isaac” と検索すると、様々なマップを見つけることができます。ArcGIS Online の利用方法は、ブログ記事「資料公開:ArcGIS Online かんたん利用ガイド」をご参照ください。

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4. NOAA(アメリカ海洋大気庁)の国立ハリケーンセンターでは、GIS データで気象情報のダウンロード提供を行っています。データをダウンロードすると、GIS ソフトを持っている方は、すぐに状況把握や分析に使ったり、大判サイズの紙地図を印刷することも可能となります。

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他にも多数の GIS データや Web マップが公開されていることと思いますが、今回はその一例を紹介しました。GIS を使った情報公開と意思決定によって、少しでもアイザックによる被害が軽減されることを願います。

■関連リンク
製品関連情報
ArcGIS API for JavaScript(ESRIジャパン製品ページ)
ArcGIS Online

気象関連情報
気象データ変換ツールをリリース日本国内の気象データの変換に関して:ArcGIS ブログ)
気象GISソリューション