10 月 1 日 = 10.1 = ArcGIS 10.1
前回のバージョン 10 から約 2 年の歳月を経て、本日 ArcGIS 10.1 を国内リリースしました。
この 2 年の間に GIS の利用形態も大きく変化してきており、従来の個別型 GIS からクラウドを利用したオンライン GIS へと進化を遂げています。
その中核となるのが「ArcGIS Online」で、ArcGIS 10.1 は ArcGIS Online を中心としてあらゆるプラットフォームをつなげることができます。これにより、GIS の専門家が作成した GIS データや処理モデルを簡単に共有し、「いつでも、誰でも、どこからでも」GIS を利用できるようになります。
■ArcGIS Online を使った組織での情報共有 ~ArcGIS Online 組織向けプランの登場~
ArcGIS 10.1 と同時期にリリースする「ArcGIS Online 組織向けプラン」(有償)により、クラウド GIS としての魅力がさらにアップしました。
ArcGIS Online は Esri が提唱するクラウド GIS であり、地理情報共有のためのプラットフォームを提供します。ユーザは、デスクトップ アプリケーション(ArcGIS for Desktop)で作成した GIS データを ArcGIS Online へファイルとしてアップロードしたり、誰でも利用可能なオンライン サービスとして公開したりできます。
公開された GIS コンテンツは ArcGIS Online Web サイト(www.arcgis.com)で検索し、ファイルとして公開された GIS データをダウンロードしてデスクトップ アプリケーションで再利用したり、オンライン サービスを Web ブラウザ上で重ね合わせて自分独自の地図を作成したりできます。さらに、作成した Web マップを iPhone や Android などのスマートフォン端末から参照したり、現地調査業務のように情報を入力したりできます。
ArcGIS Online 組織向けプランでは、簡単な設定で限られたメンバーのみが利用できる独自の ArcGIS Online サイトを作成することができます。この Web サイト上で共有される GIS コンテンツも限られたメンバーのみが利用できます。これにより Web 上で情報共有するための仕組みを構築する手間を大幅になくすことができます。またクラウド環境なのでハードウェアを組織内に維持しておく必要もありません。
このようにさまざまな利用方法がある ArcGIS Online では、全世界のユーザが公開した無数の GIS コンテンツも利用できます。ArcGIS 10.1 から ArcGIS Online を利用することで今までの GIS とは違う感覚を味わえると思います。
ぜひ、新しい ArcGIS 10.1 を使ってみてください。
■関連リンク
・ArcGIS Online
・ArcGIS 10.1 関連情報(ArcGISブログ)
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