ArcGIS 10.3 for Desktop 新機能 – 時空間キューブとは

5 月にリリースされた ArcGIS 10.3 for DesktopArcGIS Pro に新規ツールが追加され「時空間パターン マイニング ツールセット」が登場しました。
これまで、空間統計ツールに空間的観点から統計的に有意な高い値および低い値の空間クラスター (ホット スポットとコールド スポット) を特定する [ホット スポット分析] または [最適化ホット スポット分析] ツールがありました。
これに「時間」というパラメーターを加えて多次元データの解析を行えるようになっています。

時空間キューブとは
空間 (x、y) と時間 (t) に基づいてポイント データから netCDF データ構造にポイントを集約します。データは犯罪や火事のイベント、病気のインシデント、交通事故などのイベント データを表すポイントである必要があります。[時空間キューブの作成] ツールによって指定した距離と時間間隔でデータが集約されます。

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時空間ホット スポット分析とは
[時空間キューブの作成] ツールによって作成された netCDF ファイルを使用して、時間・空間的なホット スポット/コールド スポットでクラスタリングの傾向を識別します。[時空間ホット スポット分析] ツールの結果は新規、増大、減衰、散発性など時間に伴う変化で表されます。 

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時空間キューブ ユーティリティとは
このツールボックスは [時空間キューブの作成] ツールまたは [時空間ホットスポット分析] ツールを実行後に時空間キューブを視覚的に表現するための ArcGIS Pro 専用ツールです。このツールを使用すれば解析結果をキューブとして 3 次元表示することもできます。詳細は「時空間キューブの視覚化をご参照ください。 

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ユーティリティのダウンロードは Esri 製品サポート ページから行えます(要ログイン)。
時空間キューブ ユーティリティ

なお、ArcGIS 10.3 for Desktop ではこの時空間パターン マイニング ツールセットに関するパッチが公開されていますので、必ずインストールしてから実行してください。
パッチはこちら:ArcGIS 10.3 for (Desktop, Engine, Server) Spatial Statistics and Space Time Pattern Mining 2 Patch(要ログイン)。

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