ArcGIS でサポートしている MGRS に関する機能

最近よく目にするようになってきた「MGRS」という言葉。MGRS の正式名称は Military Grid Reference System といい、UTM 座標系および 極座標系(UPS)上の位置を定義するための地理識別子です。UTM 座標系をベースにした地図上にグリッドを引き、地図上の位置をグリッドから読み取るために使用されます。
ArcGIS ではマップ上での表示や [住所のジオコーディング] ツールなどで MGRS をサポートしています。本記事では、ArcGIS でサポートしている MGRS に関する機能をいくつかご紹介します。

マップ上での表示

マップ上のある位置をマウス ホバーした際に、ArcMap のステータス バーで MGRS を表示することができます。この表示を行うには、[データ フレーム] プロパティの [一般] タブの表示単位の設定で「MGRS」を選択します。

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ジオコーディング

Excel や テキストなどに格納されている情報が、住所や緯度経度ではなく MGRS であっても、ジオコーディングを行うことができます。ArcGIS では、標準の住所ロケータとして MGRS が用意されています。

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格子線の表示

レイアウト表示にした場合に、MGRS グリッドを表示することができます。詳細については、こちらをご参照ください。

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その他、ArcGIS でサポートしている MGRS の機能については、こちらをご参照ください。

■関連リンク

MGRS に関する NGA(アメリカ国家地球空間情報局)のサイト

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