※2023 年 1 月 24 日更新
法務省では、2023年1月23日正午から、全国の法務局に備え付けられている「登記所備付地図」などの電子データを、産学官の地理空間情報が集約されているプラットフォーム「G空間情報センター」で無料公開を始めました。
ArcGIS では、以前から法務省 地図XML フォーマットに対応する変換ツールを提供しております。
このツールを使用すると、法務省の地図情報システムで利用されている地図のデータ形式である、「地図XML」フォーマットのデータをジオデータベースにインポートすることができます。同じ座標系を持つ複数の XML ファイルを結合して出力することも可能です。
以下のデータを、それぞれフィーチャクラスまたはテーブルとしてインポートできます。
- 図郭(ポリゴン)
- 筆(ポリゴン)
- 筆界線(ポリライン)
- 筆界点(ポイント)
- 基準点(ポイント)
- 仮行政界線(ライン)
- 図郭筆(テーブル)
- 筆界未定構成筆(テーブル)
ArcGIS Pro による変換
ArcGIS Pro では、「変換ツール (国内データ) for ArcGIS Pro」アドイン を追加することで、法務省 地図XML が変換できます。
- ダウンロード : ArcGISリソース集 → アドイン ツール → 変換ツール (国内データ) for ArcGIS Pro
使用方法
アドインをインストールし、ArcGIS Pro から、[国内データ] タブ → [法務省] → [法務省 地図XML のインポート] を実行してください。
ArcGIS Desktop (ArcMap) による変換
ArcGIS Desktop では、バージョン 10.3 から法務省 地図XML フォーマットに対応した変換ツールを提供しています。国内対応パックを追加インストールしてください。
- ダウンロード : ArcMap(ArcGIS Desktop) 用リソース → 国内対応パック
使用方法
国内対応パックをインストールし、ArcMap から、ArcToolbox の [変換ツール (国内データ)] ツールボックスに追加されます。
よくあるお問い合わせ
- [法務省 地図XML ファイルのインポート] ツールでインポートしたデータが、マップ上の正しい位置に表示されない
- [法務省 地図XML ファイルのインポート] ツールにおいて、「Polylineの構成点が不足しています」というエラー メッセージが表示され、処理が停止する