GIS Day in 北海道:スマホ片手に初冬の北海道を散策しました

講習会の様子

11 月 22 日から 23 日にかけて酪農学園大学で GIS Day in 北海道が開催されました。今年は講習会のほかアイデアソン、データソンが行われました。

本ブログでは 23 日に行われた講習会「Survey123 を用いたフィールドワークと ArcGIS」の様子をご紹介します。

講習会では「爽やかな晩秋の季節感を体験しながら、ArcGIS をいっしょに学びませんか?」をテーマに 10 名の方に参加していただきました。

午前中は ArcGIS Online ハンズオン、午後は Survey123 for ArcGIS を使用してフィールドワークを行いました。ハンズオンでは、ジオタグ付きの写真からストーリー マップを作成したり、Web AppBuilder for ArcGIS を使用して Web アプリの作成を行ったりしました。また、午後のフィールドワークを前に Survey123 for ArcGIS のフォーム作成とデータ入力を体験していただきました。

講習会の様子

講習会当日は晩秋というよりは初冬といった方が正しいような寒さだったため、午後のフィールドワークでは「冬の生き物を見つけよう!」「冬の絶景を見つけよう!」のどちらかをテーマに Survey123 for ArcGIS で作成したフォームを使用しながら酪農学園大学内を散策して、情報を収集しました。

フォームには、必ず「調査者の名前」「写真」「アピールポイント」「ジオポイント」を含め、それ以外の項目は自由に設定していただきました。発見時刻やおすすめ度をフォームに含めている方が多くいらっしゃいました。

フィールドワーク

作成されたフォームの例

フォームの作成が終わった方から外で散策を開始。前日まで雪が降り続いた影響もあり、道路や芝生には雪が残っていました。この日の天気は曇りでしたが、幸運にもフィールドワークの時には晴れ間が見えていました。

フィールドワークの様子

晴れていたものの気温は低かったです

調査終了後は調査結果を発表していただきました。寒さのせいか姿を現した野生動物はあまり多くありませんでしたが、野生のエゾリスや雪の中咲いている花を見つけたという発表がありました。中には屋内で絶景を見つけた人もいました。

成果発表

今回は「冬の生き物」または「冬の絶景」をテーマにフィールドワークを行いましたが、野生動物の代わりに動物の足跡や雪だるまの写真を撮影した方がいるなど、同じテーマでも人によって見つけたものが違い、とても面白かったです。

皆さんも Survey123 for ArcGIS でフォームを作ってスマホ片手に歩いてみると、いつもと違った発見があるかもしれません。