本年もありがとうございました ~年末のご挨拶~

Insights for ArcGIS

いつも ArcGISブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。本日が ArcGISブログの 2017 年最後の記事です。

本記事を書くために、ちょうど 1 年前の「本年もありがとうございました ~年末のご挨拶~」の記事を読み返してみたところ、昨年は新製品が多く登場した年だったようです。

今年、新製品のリリースはほとんどありませんでしたが、すべての製品が定期的にバージョンアップしており、着実に進化を遂げています。

新製品という意味では 11 月に Insights for ArcGIS をリリースしました。Insights for ArcGIS は位置情報がある/ないに関わらず、それらのデータからグラフを作成したり、地図上にプロットしたり、空間分析したりすることができる Web アプリです。ユーザー インターフェイスや操作性がこれまでの ArcGIS とは一線を画したものとなっており、直感的に操作できるのが大きな特徴です。現在は ArcGIS Enterprise に追加するプレミアム アプリ(有償)としてリリースしていますが、来年には ArcGIS Online に追加するプレミアム アプリ(有償)としてもリリースする予定です。

Insights for ArcGIS

既存の製品に関してもいくつか変更がありました。

まず ArcGIS の開発者向けサブスクリプションの EDN(Esri Developer Network)は 3 月から ArcGIS for Developers に統合されました。

そして 5 月にリリースした ArcGIS 10.5 から ArcGIS for Desktop は ArcGIS Desktop という名称に、ArcGIS for Server は ArcGIS Enterprise という名称に変わりました。さらに ArcGIS Online や ArcGIS Enterprise の指定ユーザーに「レベル 1」という参照専用のユーザー ライセンスが登場し、より利用しやすくなりました。

ArcGIS 10.5

業界動向に目を向けてみると、11 月に米オートデスク インクと米 Esri 社が、ビルディング インフォメーション モデリング(BIM)と、地理情報システム(GIS)の両テクノロジーを連携させる新しいパートナーシップを発表しました。今後 BIM と GIS が融合していくことで、社会インフラの管理がより円滑に進むことが期待できます。具体的な製品や技術等については来年から徐々に出てくると思いますのでご期待ください。

それでは来年もどうぞ ArcGISブログをよろしくお願いします。よいお年をお迎えください。

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