ArcGIS Solutions において新しいソリューション テンプレート「ブロック塀調査テンプレート」をリリースしました。
平成 30 年 6 月 18 日に発生した大阪府北部を震源とする地震による塀の倒壊被害を受け、文部科学省は学校の塀等の安全点検等について通知1しました。また国土交通省は、ブロック塀に限らず、広く一般の建築物を対象に安全点検のためのチェックポイントを作成しました。そして特定行政庁に対し、所有者等に向けて安全点検するよう注意喚起を行いました。2
塀の高さは地盤から 2.2m 以下であること、厚さは 10cm 以上、控え壁があるかなどいくつかのチェックポイントがあります。
- 学校におけるブロック塀等の安全点検等について (文部科学省, 平成 30 年 6 月 19 日)
- 建築物の既設の塀 (ブロック塀や組積造の塀) の安全点検について (国土交通省報道発表資料, 平成 30 年 6 月 21 日)
■ ブロック塀調査テンプレートとは
ブロック塀調査テンプレートは ArcGIS ポータル (ArcGIS Online) と Survey123 for ArcGIS を利用する現地調査ソリューションのテンプレートです。ブロック塀の安全性確保のための最低基準は建築基準法施行令に定められています。本テンプレートは基準やチェックポイントを網羅する福岡県のブロック塀診断カルテを参考に作成しています。
あらかじめ設定された調査項目を検査すると基準を満たすか判断することができ、現地でブロック塀の状態を収集することができます。また、実施した調査結果をダッシュボードで確認することができます。
このテンプレートは現地調査アプリ (Survey123 for ArcGIS ならびに Survey123 Connect for ArcGIS) の最新版を利用することを想定に作成していますので、ご利用の際には最新版をダウンロードしてご利用ください。
■ブロック塀調査テンプレートの特長
- 現地調査アプリで調査位置を入力すると自動で住所の値が入ります。
- 各係数と評価点は調査項目を選択するだけで、自動的に集計されます。
- ダッシュボード アプリではリアルタイムに収集した値が反映されるので、ブロック塀の危険な場所と安全な場所と集計値がすぐに可視化されます。
学校および自治体業務でブロック塀調査をされる場合は、本テンプレートをご利用ください。
調査フォームの詳細については以下のデモページで体験することができます。是非ご覧ください。
・ブロック塀調査フォーム
・ブロック塀調査 解析ページ
・ブロック塀調査ダッシュボード
■関連リンク
・ArcGIS Solutions 製品ページ
・活用していますか?ソリューション テンプレートの最大メリット