Web AppBuilder for ArcGIS(Developer Edition)バージョン 2.10 をリリースしました!

Web AppBuilder for ArcGIS(Developer Edition)の最新バージョン 2.10 をリリースしました。今回のバージョンアップでは、2018 年 9 月に実施された ArcGIS Online のアップデートによって機能追加・拡張された内容を Developer Edition に反映しています。

本記事では、バージョンアップの内容の一部をご紹介します。

テーマ

アプリケーションの外観を決めるテーマに新しいテーマが追加されました。

ポケット テーマ

ポケット テーマは、1 つのウィジェットが含まれる 1 つのパネルを左または右に配置するシンプルなデザインを提供します。特定のワークフローにフォーカスしたアプリケーションや、Web サイトやストーリー マップにアプリケーションを埋め込むときなどに活用できます。

ウィジェット

ウィジェットは、特定の機能をまとめたものです。必要なウィジェットを選択することでアプリケーションにさまざまな機能を追加していきます。今回のリリースでは新しいウィジェットは追加されませんでしたが、既存のウィジェットにいくつかの機能向上が行われています。

レイヤー リスト ウィジェット

レイヤー リスト ウィジェットは、マップ上のレイヤーを一覧で表示し、レイヤーの表示/非表示の切り替えやレイヤーへのズームなどを操作できます。本バージョンでは、新しくキーワード入力によるレイヤーの検索機能が追加されました。目的のレイヤーを簡単に見つけることができます。さらに、背景地図を表示するオプションが追加され、一覧に背景地図を含めることが可能になりました。

インフォグラフィック ウィジェット

さまざまなデータ ソースから属性や統計情報をチャートに可視化し、データの変化をモニタリングできるインフォグラフィック ウィジェットは、ゲージ テンプレートを選択したとき、最大値・最小値にデータソースに追加した統計情報を使用できるようになりました。

日光ウィジェット(3D)

日光ウィジェットは、指定した日時の日差しや影がシーンに与える影響を可視化します。これまでは月の選択のみ可能でしたが、本バージョンでは日付を指定することができるようになりました。

SDK

ウィジェットやテーマを開発する SDK には以下の機能が追加されました。

CoordinateControl クラス

座標を複数のフォーマットや表記スタイルに変換する CoordinateControl クラスが追加されました。

マトリックス

ArcGIS Enterprise を利用して解析ウィジェットを使用するとき、ツールごとに必要なライセンスを確認できるマトリックスが追加されました。

その他の更新情報や新機能については、Web AppBuilder for ArcGIS (Developer Edition) 新機能(英語ページ)をご参照ください。

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