ArcGIS Business Analyst Web and Mobile Apps 2021 年 6 月 アップデートの新機能情報

arcgis-dashboards

2021 年 6 月 30 日に、クラウド版エリアマーケティング特化型 GIS アプリケーション ArcGIS Business Analyst Web and Mobile Apps の最新バージョン 9.2 がリリースされました。本記事では、9.2 からの新機能をご紹介します。

ArcGIS Business Analyst Web App

複数のインフォグラフィックスをダッシュボード形式で共有可能に

ArcGIS Business Analyst Web App (以下「BA Web App」) では、作成した商圏とインフォグラフィックスをダッシュボード アプリである「ArcGIS Dashboards」に出力し、共有することができます。

これまでは、1 つの商圏につき 1 つのイングラフィックスしかダッシュボードに出力できませんでしたが、9.2 から 1 つの商圏から複数のインフォグラフィックスを出力できるようになりました。

arcgis-dashboards

カラー コード マップなどのワークフローが簡略化

BA Web Appでは、解析時に人口統計変数を使用しますが、今回のアップデートにより、以下のツールにおいて、変数選択時の操作が簡略化されました。

 • カラー コード マップ

   • スマート マップ サーチ

   • 適合性解析

変数リストから、解析に使用したい変数をワンクリックで選択できるようになりました。初期設定から、リストにユーザー独自のよく使う変数やカスタム変数を追加することもできます。

color-coded-map

各種統計データの更新

• 米国の人口統計データが最新の 2021/2026 年のデータに更新されました。

• Michael Bauer Research データに 8 つの国と地域が追加されました。また、メキシコに新しいスケールの区画データが追加されました。

• Esri フランス、Esri オーストラリアの統計データおよび米国の交通ポイントおよび目標物ポイントのデータが更新されました。

ArcGIS Business Analyst Mobile App

商圏内の統計データを簡単操作で集計できる「ファクト」機能が強化され、集計したい変数をファクトに追加する際に、一度に複数の変数を選択できるようになりました。

ArcGIS Business Analyst ライセンス体系の変更

本リリースでは、ArcGIS Business Analyst Web App が利用できる機能に応じて Advanced と Standard の 2 つのライセンスに分かれ、ユーザーの業務内容に即したライセンスを選択できるようになりました。それに伴い、ArcGIS Business Analyst Advanced Bundle / Standard Bundle の新しいライセンス体系が追加されました。

各機能やライセンス体系の詳細につきましては、ArcGIS Business Analyst Web and Mobile Apps 新着情報ページをご覧ください。

■関連リンク