ArcGIS Earth Mobile 1.5 の新機能のご紹介

ArcGIS Earth のモバイル版、ArcGIS Earth Mobile 1.5 を 2022 年 3 月 3 日 (日本時間 2022 年 3 月 4 日) にリリースしました。これはデスクトップ版の ArcGIS Earth 同様、国内未サポート製品ですが、日本語化されており、誰でも直感的に簡単に操作できる 3D フリービューアー アプリです。今回はそんな ArcGIS Earth Mobile 1.5 の新機能をご紹介します。

ベクター タイル レイヤー データ タイプのサポート

オンラインサービスやオフライン データ パッケージを含むベクター タイル レイヤー データ タイプがサポートされました。これまでは、ベクター タイル レイヤーを含むベース マップは使用することができませんでしたが、今回のアップデートで表示できるベースマップの種類も増えました。

ビジュアライゼーション

平面上のデータを AR モードで表示できるようになりました。[コンテンツ ウィンドウ] で追加したデータを長押しし [AR モード] を選択すると、AR モードでの表示が利用できます。下のキャプチャでは、AR モードで弊社オフィスにエッフェル塔を表示しています。

また、プレースマークではシンボルと説明を編集する機能が追加されました。[シンボル]ボタンからは、アイコン、色、サイズを編集できるようになり、[情報] ボタンから場所の説明を入力・編集することができます。

GPS トラックの表示

ArcGIS Earth Mobile では端末内蔵の GPS 機能を利用して、GPS トラック (軌跡) を記録することができます。今回のバージョンアップで速度グラフや標高グラフなど、トラックの統計情報の詳細を表示できるようになりました。また、Z 値を含む 3D での GPS トラックの記録と視覚化をサポートしました。

その他新機能や改善機能については、新機能ヘルプをご参照ください。
ArcGIS Earth Mobile の利用はフリーなので誰でも利用することができます。ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise のアカウントをお持ちであれば組織などで共有されたコンテンツを利用することもできます。ぜひご利用ください。

※現在 iOS15.4 および 15.4.1 で ArcGIS Runtime SDK for iOS および .NET (Xamarin.iOS) を使用した 3D アプリがクラッシュする問題が確認されていますのでご注意ください。詳細は Esriジャパン ニュースページをご参照ください。本問題を修正する ArcGIS Runtime SDK 100.13.2 (iOS/.NET) をリリースされていますので、こちらもご参照ください。