ArcGIS Runtime SDK バージョン 100.9.0 をリリースしました

ArcGIS Runtime SDK (Android/iOS/.NET) の最新バージョン 100.9.0 が 10 月 7 日に国内サポートを開始しました。

各 SDK (Android/iOS/.NET) 共通のアップデート内容

フィーチャ タイルの使用

フィーチャ レイヤーは、タイルベースのリクエストを使用してフィーチャを取得してマップに表示できるようになりました。フィーチャ タイルを使用することにより、ArcGIS Runtime のフィーチャ レイヤーのロードが高速化され、より多くのフィーチャが返されるようになりました。フィーチャ タイルは、ネットワーク遅延を削減するためにプロトコル バッファ バイナリ (Protocol buffer binary format) 形式を使用し、パフォーマンスを向上させるために高度な HTTP キャッシング セマンティクスを使用します。

このリリースでは、シーン (3D) で使用する場合のフィーチャ レイヤーでは、フィーチャ タイルは使用されません。

フィーチャ タイルの使用

この例では、ポイントのフィーチャ レイヤーは、アメリカ合衆国北東部の国勢調査地区による公共交通機関の使用状況を表示しています。グリッドには、ArcGIS Runtime によって定義されたタイルが表示されます。

オフライン機能によるアノテーションのサポート

ユーザーは、同期が有効なフィーチャ サービスからオフラインでフィーチャ リンク アノテーションを取得して、新しいフィーチャを追加したり、既存のフィーチャのジオメトリや属性を変更したりできるようになりました。また、マップ上に自動的に配置されたフィーチャ リンク アノテーションを表示することもできます。

オフライン機能によるアノテーションのサポート

この例では、アノテーションレイヤーにリンクされたフィーチャの属性値を変更すると、アノテーション テキストがどのように変わるかを示しています。

ブランチ バージョンのフィーチャ サービスのサポート

ブランチ バージョンのフィーチャ サービスとの連携をサポートしました。エンタープライズ ジオデータベースでは、マルチユーザーの編集シナリオやトランザクションのニーズに対応するためにバージョニングを使用しています。

ArcGIS Runtime で構築されたアプリケーションは、フィーチャ サービスで利用可能なバージョンを参照し、接続するバージョンを選択するか、新しいバージョンを作成することでそのバージョンのフィーチャを表示することができます。

OGC API Features のサポート

OGC API Features の仕様をサポートするようになりました。OGC API – Features – Part 1: Core のほとんどの機能をサポートしています。OGC API Features サービスからのデータを使用して、可視化することができます。

Mosaic rules のサポート

Web マップや Web シーン、モバイル マップ パッケージ、モバイル シーン パッケージで定義された Mosaic rules が、イメージ サービスのラスターのレンダリングに適用されます。

Mosaic rules のサポート

このサンプルは、World/Temperature のイメージ サービスを使用して、8 レコード目のラスターのみを使用して世界の気温を示しています (1950 年 8 月)。

グループ レイヤーの保存

ArcGIS Online の Web マップに対して、定義したグループ レイヤーを Web マップに保存できるようになりました。また、Web マップを読み取るときにグループ レイヤーが適用されるようになりました。

サブタイプ グループ レイヤーのサポート

Web マップやモバイル マップ パッケージから ArcGIS Pro のサブタイプ グループ レイヤーを読み込むことができるようになりました。サブタイプ グループ レイヤーは、フィーチャ テーブルの一部またはすべてのサブタイプに対して、レンダリング、ポップアップ プロパティなどを持つフィーチャ データを表示することができます。

各 SDK (Android/iOS/.NET) のアップデート内容

実行環境など、各製品固有のアップデート内容をご案内します。

共通
従来のジオコードロケーター形式 (*.loc) は、ArcGIS Runtime バージョン 100.9 が最後のサポートです。それ以降のバージョンでは、 新しいロケーター (*.loz) のみサポートとなります

ArcGIS Runtime SDK for Android

Android API レベル 21 および 22 (Android 5.x、Lollipop) のサポートは廃止予定です。100.10 リリースでは、最小は API レベル 23 (Android 6.0、Marshmallow) が必要になります。

ArcGIS Runtime SDK for iOS

今回のリリースに伴うシステム要件等の変更はございません。

ArcGIS Runtime SDK for .NET

ArcGIS Runtime Local Serverもバージョン 100.9.0 がリリースされています。ArcGIS Runtime Local Server 100.9.0 を利用する場合は、ArcGIS Runtime SDK for .NET も同一バージョンをご利用ください。

※ArcGIS Runtime SDK for .NET で利用可能なオプション コンポーネントです。オフライン環境でジオプロセシング タスクを実行できる機能等を提供します。

ArcGIS Runtime Local Server での ArcGIS Desktop 10.x パッケージのサポートは廃止予定です。バージョン 100.9 は、ArcGIS Desktop 10.x パッケージをサポートする最後の ArcGIS Runtime Local Server のリリースになります。次のバージョンでは、ArcGIS Pro でパッケージを作成する必要があります。

本記事では主要な項目についてご紹介しましたが、各 SDK の詳細な情報は下記のリリース ノート (英語) をご覧ください。

■関連リンク

ArcGIS Runtime SDK
・ESRIジャパン Web サイト:Android / iOS / .NET
・Esri 社 (米国) Web サイト:Android / iOS / .NET

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