ArcGIS Reality Studio / ArcGIS Reality for ArcGIS Pro 国内サポートを開始しました

2024年8月1日より ArcGIS Reality Studio / ArcGIS Reality for ArcGIS Pro の国内販売およびサポートを開始しました。本記事では製品の概要についてご紹介します。

ArcGIS Reality とは

リアリティ マッピングを実現するために設計された写真測量製品群のことです。ドローン画像や航空写真、衛星画像を入力としてさまざまな成果物(DSM やトゥルー オルソ、3D 点群やメッシュモデル等)を生成します。取得したデータの地理的な範囲と利用するデータソース、および処理プラットフォーム(デスクトップ または SaaS)により最適なソフトウェアを選択していただけます。製品群には、ドローン マッピング製品(ArcGIS Drone2Map, Site Scan for ArcGIS)と航空マッピング製品(ArcGIS Reality for ArcGIS Pro, ArcGIS Reality Studio)とがあります。

  • ArcGIS Drone2Map:RGB からマルチスペクトルなどのドローン画像を処理できるデスクトップ アプリケーション
  • Site Scan for ArcGIS:ドローンの飛行計画からドローン画像の処理が行えるクラウドベースのアプリケーション
  • ArcGIS Reality for ArcGIS Pro:ドローンや航空センサーからマッピング プロダクトを生成できる ArcGIS Pro のエクステンション
  • ArcGIS Reality Studio:都市や全国規模の画像処理が行える写真測量会社向けのデスクトップ アプリケーション

国内サポートを開始した製品は、航空マッピング製品です。すでに国内サポートを開始しているドローン マッピング製品とあわせて、写真測量製品群のすべてが出そろいました。

ArcGIS Reality Studio とは

入力データのインポート登録、空中三角測量、タイ ポイントの発生から成果物の生成までをワンストップで行うことのできる単独のアプリケーション です。大規模な範囲を撮影した航空写真を入力として扱うことに特化し、効率的なワークフローで成果物を出力する時間を短縮します。生成した成果物は、ArcGIS プラットフォームへ直接共有することや、汎用的なフォーマットに出力することもできますので様々なソフトウェアですぐに利用可能です。



ArcGIS Reality for ArcGIS Pro とは

ArcGIS Pro 上でリアリティ マッピングを実現するためのエクステンションです。ドローン画像や航空写真、衛星画像までさまざまなデータを入力して利用することができます。すべての処理と出力は、ArcGIS にシームレスに統合され共有から公開、高度な解析と視覚化に利用することができます。ジオプロセシング ツールを利用することで処理の自動化や他の処理と組み合わせて独自のフローを作成することも可能です。各成果物は汎用的なフォーマットで出力されますので様々なソフトウェアでの利用も可能です。


おわりに

Learn ArcGIS には、ArcGIS Reality Studio と ArcGIS Reality for ArcGIS Pro のチュートリアルが公開されています。こちらをご覧いただくと具体的な操作の流れと処理した結果(ArcGIS Reality Studio チュートリアルでの処理結果)をご確認いただけます。
取得した画像データを ArcGIS Reality 製品群で処理することで、デジタルツイン基盤を作成することができます。生成した基盤とその他の地理空間データを重ねて表示し、デジタル世界を操作していきましょう。


フォローする