1 月 17 日は「おむすびの日」!

毎年 1 月 17 日は、「おむすびの日」です。「おむすびの日」は、2000 年 (平成 12 年) に国民運動推進協議会によって制定されました。

1 月 17 日と「おむすびの日」にどんな関係があるか、不思議に思う方がいるかもしれません。その由来は 1995 年 (平成 7 年) の 1 月 17 日まで遡り、筆者も生まれていないこの年に起きたこと、阪神・淡路大震災の発生日に行き着きます。
淡路島北部を震源とするマグニチュード 7.3 の大地震は、6 千人以上の方が犠牲になり、多くの被災者が出ました。その際に被災者に炊き出しとして「おむすび」が提供され、人と人の助け合いの心を象徴する記念日として、「おむすびの日」が生まれました。

心温まる「おむすびの日」にちなんで、本ブログでは ArcGIS Experience Builder で作成したアプリ「みんなの大好きおにぎりを大調査」をご紹介します。アプリでは、統計情報の項目名である「おにぎり」の表記を使用しています。

このアプリは、ArcGIS Experience Builder のテンプレートの 1 つであるスクロール テンプレートを使用して、Web サイト風にアレンジしています。スクロール テンプレートについては、次のブログおよびヘルプ ページをご参照ください。

● ブログ「ArcGIS Experience Builder でスクロール ページを作成しよう!」
  https://blog.esrij.com/2024/07/05/post-57493/
● ヘルプ ページ「スクリーン グループの追加」
  https://doc.arcgis.com/ja/experience-builder/latest/build-apps/add-screen-groups.htm

アプリの一部をご紹介

おにぎりの消費量

みなさんは 1 年間に何個のおにぎりを買っているでしょうか。今や「おにぎり」はコンビニやスーパーなど身近なお店で簡単に購入することができますが、場所によっては「おにぎり」を買う場所が限られる地域もあります。

次に、みなさんの住んでいる地域は、日本全国の都道府県の中で何番目に「おにぎり」を食べているでしょうか。コンビニが同じエリアにいくつもあるような東京都と、米の生産量の多い北海道や新潟県では、「おにぎり」の購入数はかなり異なってきそうです。

このように、地域ごとの特色や背景を考えながら Web マップを確認してみてください。Web マップでは 2019 年から 2023 年の変化を見ることもできます。

おにぎりの平均価格

ここ数年の世界情勢や円安の影響もあり、物価も年々上昇している日本ですが、「おにぎり」も例外ではありません。「おにぎり」の 1 個あたりの平均価格を視覚化した Web マップでは、2019 年から 2023 年までの平均価格の変動を比較することができます。

Web マップの下には、各県庁所在地ごとの平均価格の変動をグラフ化したエリア チャートが表示されています。チャートの中で 紫色の「2023 年平均価格」のエリアの上端が極めて高くなっていることが分かります。変動幅の大きなところでは、2022 年と 2023 年で約 20 円も高騰しています。

あなたの住んでいる地域では、この 5 年間でどれほど「おにぎり」の価格が上がっているのかぜひ確認してみてください。

おにぎりの形調査

アプリの最後には、読者参加型のコーナーを用意しています。内容は「三角型」「丸型」「俵型」「円盤型」の中からみなさんが握る「おにぎり」の形を ArcGIS Survey123 で作成したアンケートで集計し、その集計結果をリアルタイムで Web マップに視覚化します。

ブログを読んでくださっているみなさんも、ぜひアンケートにご協力をお願いします。
アンケート URL: https://arcg.is/1LODXT0

おわりに

今回は、「おむすびの日」にちなんだアプリをご紹介しました。
みなさんは、Web マップからどんなことが発見できたでしょうか。

たとえば、消費量の多い県庁所在地のトップ 3 には甲府市と静岡市がランクインしています。もしかすると富士登山の際の携帯食として購入量が多いからかもしれません。また「おにぎり」の形は、やはり三角型が全国的に浸透していますが、丸型も大都市の多くの地域で見られます。他にも関西に多いとされる俵型や北陸周辺の日本海側に多いとされる円盤型も、それぞれの地域で確認できました。

このように、Web マップで視覚化することで、地域ごとの傾向や位置関係を分析・発見することができます。是非みなさんも ArcGIS を活用してみてください。

参考リンク

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