今さら聞けない ModelBuilder 入門 1: ModelBuilder って何?

GIS を使い始めると、自分の求めたい結果を出すのは一筋縄ではいかないと感じることが多いのではないでしょうか?

たとえば、大きなデータを自分の使いたい範囲に切り取ったり、特定のデータだけを選択して、その範囲内のポイント数を数えたり、などなど複数のステップを踏む必要があります。ModelBuilder を活用すると、このたくさんの処理を自動で実行できます。

ModelBuilder って何?

ModelBuilder とは、ArcMap の [モデル] ウィンドウ内で構築できる処理フロー モデルのことです。データとツールを組み合わせて、フローチャートの模式図のようなモデルを作ります。楕円は変数、四角はツールを表します。変数は、入力フィーチャ、出力フィーチャなどのデータやレイヤであったり、[XY 許容値] や [バッファの距離] などのツールのパラメータとして入力する値であったりします。

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モデルを作ってみる

それでは、簡単なモデルを作ってみましょう。ここでは、クリップ処理を行うモデルを作成します。

  1. ArcMap に処理を行いたいデータを追加しておきます。
  2. [標準] ツールバーの [ModelBuilder] をクリックして、[ModelBuilder] ウィンドウを開きます。
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  3. ArcMap の [コンテンツ] ウィンドウからデータを [ModelBuilder] ウィンドウにドラッグ&ドロップします。ArcToolbox から [クリップ] ツールを [ModelBuilder] ウィンドウにドラッグ&ドロップします。
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  4. [ModelBuilder] ウィンドウの [接続]  Model_01_04_2 をクリックします。
  5. [入力フィーチャ] として指定するデータをクリックします。
  6. [クリップ (Clip)] ツールをクリックします。
  7. ツールをクリックすると出てくるメニューで、ツールのどのパラメータにデータを指定するのか選択できます。メニューから [入力フィーチャ] を選択します。
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  8. 同様に、クリップする範囲を定義するデータをクリック、[クリップ (Clip)] ツールをクリックして、メニューから [クリップ フィーチャ] を選択します。
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  9. モデル内のツールが白抜き状態から色付きになったら、モデルが実行可能になります。
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設定したツールのパラメータを確認するには

「入力データは何にした?」「出力データはどのフォルダに出力されるの?」など、ツールに設定したパラメータを確認したい場合は、ツール上にマウス カーソルを置くとポップアップに表示されます。

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ツールをダブルクリックして、ツール ダイアログを開いて確認することもできます。

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モデル実行後に出力データをマップに自動的に追加する

モデル実行後に、出力データは出力先の場所に作成されますが、マップに自動的には追加されません。出力データをマップに自動的に追加して処理結果をすぐに確認したい場合は、出力データを右クリック → [マップへ追加] をクリックします。

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モデルを実行する

[ModelBuilder] ウィンドウの [実行]  Model_01_11_2 をクリックすると、モデルを実行できます。
実行が完了したツールには、影が付きます。

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