ArcGIS Data Reviewer エクステンションを使ったデータの品質管理 ~修正・確認編~

ArcGIS for Desktop のエクステンション製品である ArcGIS Data Reviewer は、GIS データの品質管理に特化したエクステンション製品です。以下の 3 つのステップに沿って品質管理をサポートします。

1. 「レビュー」- エラーの発見

2. 「修正」- 発見したエラーの修正

3. 「確認」- 正しく修正されているか確認

すべてのステータスにおいて、誰がいつ何を行ったのかをレビューアー ワークスペースに記録することができます。 以前の記事「ArcGIS Data Reviewer エクステンションを使ったデータの品質管理 ~レビュー編 」では「レビュー」機能をご紹介しましたが、今回は、データの品質を向上させるために重要なエラーを「修正」し、その修正を「確認」を行い、結果をレポートする機能についてご紹介いたします。

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ArcGIS Data Reviewer はレビューで検出されたエラーを修正し、確認を行い、レポートを作成するフローをサポートします。

■修正ステータスの管理

レビューアー テーブルに記録したレビュー結果からエラー箇所をズームして確認することができます。それぞれの問題を修正し、修正した結果をレビューアー テーブルに追加します。いつ誰がどのような修正を行ったのかを記録していくことができます。

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■確認ステータスの管理

実行された修正に対して、それぞれ [ 受理 ]・[ 却下 ]・[ 例外 ] といったマークのステータスを更新することができます。記録したステータスは緑・赤・黄の異なる色のアイコンでも表示されるので、視覚的にわかりやすい状態で管理することができます。こちらの確認作業においても、いつ誰が行ったかを記録することができます。

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■レポートの作成

レビューアー テーブルに記録した情報をレポートとして出力することが可能です。エラーの種類や情報を統計的に集約したレポートを作成することができるので、データ精度の分析やデータの精度を証明する資料として使用することができます。

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ArcGIS Data Reviewer の機能を活用し、より高品質なデータの作成や、より精度の高い解析にお役立てください。

■関連リンク

ArcGIS Data Reviewer エクステンションを使ったデータの品質管理 – トポロジ ツールとの違い –
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