4 月に発生した熊本地震から今月 16 日で 3 ヶ月が経ちました。被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。
防災への関心が高まっていますが、このブログでは、過去に世界で発生した自然災害のデータや日本における地震予測データを集めたストーリー マップをご紹介します。
<画面をクリックすると、マップを閲覧できます>
「Global Risk Data」マップは、国連環境計画(United Nations Environment Progamme, UNEP)が、Global Risk Data Platform 上で公開している 2005 年から 2011 年の間に世界で発生したサイクロンの情報や 2005 年から 2015 年の間に日本周辺で起きた地震のデータを地図上に可視化しています。
時計のマークの [タイム スライダー] をクリックすると、マップの下の部分にタイム スライダーが表示されます。[再生] ボタンをクリックすると、日本周辺で発生した地震の情報を、2005 年から 2015 年の期間を半年ごとに時系列で確認することができます。
また、レイヤー リストからサイクロンのデータを切り替えて確認することができます。
次に、国立研究開発法人 防災科学技術研究所の J-SHIS 地震ハザードステーションで公開している 2016 年の「確率論的地震動予測地図 最大ケース」をタイル レイヤーとして公開しました。「J-SHIS 地震ハザードステーションのデータ」マップでは、30 年間で震度 6 強以上となる確率を確認することができます。
他にも内閣府 南海トラフの巨大地震モデル検討会が公開している南海トラフ巨大地震モデルや、内閣府 首都直下地震モデル検討会が公開している首都直下地震の被害想定データを地図上で確認することができます。
「最新の地震マップ」では、アメリカ地質調査所(United States Geological Survey, USGS)提供の最新の地震情報を地図上に可視化しています。水色のシンボルは、過去 30 日間で発生した地震を表し、赤色のシンボルは、1 時間以内に発生した地震情報を表しています。最近どこで地震が発生したのか把握することができます。
このように、さまざまな機関から公開している過去に発生した災害や災害予測データを上手く活用して、防災対策や事業継続計画(BCP)対策に活かしてみてはいかがでしょうか。
■関連リンク
・ArcGIS Online
・ストーリー マップ
・ArcGISブログ:南海トラフ巨大地震の被害想定を地図上に可視化しました
・活用法:BCP(事業継続計画)対策