愛媛県松山市立三津浜中学校にて出前授業を開催しました!

授業様子

ESRIジャパンでは「小中高教育における GIS 利用支援プログラム」を展開しており、GIS ソフトウェア、クラウド サービス、Q&A サポートなどを、小中学校・高等学校へ無償でご提供しています。2019 年 7 月 1 日~ 2019 年 12 月 31 日に本プログラムを申し込みの学校に限り、ESRIジャパンの社員が出前授業を行うキャンペーンを開催中です。

2020 年 1 月 16 日~2020 年 1月 17 日に、松山市立三津浜中学校にて、中学 2 年生(約 150 名)に対して社会科地理的分野「地域学習」の単元において、「安全教育」をテーマとした授業を実施しました。本授業は、愛媛大学の井上昌善講師が授業を行い、松山西警察署様に安全面に関する地域の取り組みをお話しいたただき、ESRIジャパンが出前授業という形で、GIS での授業支援を行うという、外部人材と連携した取り組みとなりました。

授業様子

今回の出前授業では、「三津浜安全プロジェクト」と題し、「生活している身近な地域の安全を守るために生徒たちが出来ることは何か」といった視点で、クラウド型 GIS サービス「ArcGIS Online」と野外調査用アプリ「Survey123 for ArcGIS」を通じて三津浜中学校周辺の危険な場所の特徴について学んでいただきました。

フィールドワークでは、三津浜中学校周辺の見通しの悪い交差点など危ないと感じる危険ポイントや、カーブミラーの設置など危険を防ぐための工夫ポイントを中心に、愛媛大学の学生らが「Survey123 for ArcGIS」を用いてスマホで情報を入力し、調査内容を確認する体験をしていただきました。

松山市立三津浜中学校_2

また、入力したデータがすぐに ArcGIS Online の Web マップに反映されるのも体験していただきました。

一部の生徒には、実際に入力作業も体験をしていただきましたが、「自分たちが入力した内容が瞬時に Web のマップに反映されて嬉しい」、「操作が簡単で使いやすく、今後も使ってみたい」といった声をいただきました。

フィールドワーク後のまとめの授業では、生徒たちが調査したフィールドワークの情報と愛媛県警保有の三津浜中学校周辺の交通事故データとを重ね合わせ、事故が発生しやすい箇所の特徴について理解を深めました。

作成したWebマップを通して、生徒たちからは「スーパーの周辺で事故が多く発生している」、「狭い通りよりも大通りでの事故の発生が多い」といった意見など、生徒同士で共有をしていました。

現地調査アプリを使うことで簡単に調査ができるだけでなく、調査したデータと様々なデータを組み合わせて表現することにより、地域の特色や課題を見つけることができます。今回の授業を通して、GIS の特徴を理解していただけました。

ESRIジャパンでは、2022 年度の高校地理必修化に向けて、出前授業だけではなく、先生方の横のつながりを提供する場として座談会を定期的に開催しております。また、全国の小中高向けのサポート体制をより充実させ、初等・中等教育における GIS の利活用を図ってまいりますので、ご期待ください。

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