GeoDev Meetup – RESAS API ハッカソン予習・復習会 開催レポート

昨年の 12月16日(金)に弊社で初めて GeoDev Meetup を開催しました。

第一弾では、RESAS API ハッカソン予習・復習会を企画しました。RESAS API ハッカソンでは、ESRIジャパンも開発者向けにリソースの提供やハッカソン参加者の Q&A サポートを行いました。

RESAS API ハッカソンの目的
RESAS(Regional Economy and Society Analyzing System、リーサス)は、地方創生の実現に向け、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が官民のビッグデータ(産業、人口、観光、農業等)を分かりやすく「見える化」したシステムです。参加者は興味のある地域別にチームを組み、RESAS API を用いて、これまで RESAS にはできなかったさらに深い地域分析や地域活性につながるアプリケーションの新規創出を目指すことがハッカソンの目的です。
東京で考える地方創生!RESAS API ハッカソンより一部引用)

GeoDev Meetup とは、
・エンジニアやデザイナーの方々に ArcGIS を知ってもらいたい
・気軽に弊社スタッフと交流できる場を設けたい
・まず始めてみたい人をサポートしたい
などを目的としています。
GeoDev Meetup を通じて新しい仲間に出会えることができるような場や、もしくは、ArcGIS を利用することで、新しいビジネスの創出や新しい事業を開発するきっかけなどが生まれる場になれればとも思っています。ArcGIS を通じた大きなコミュニティが日本でももっと活発になるようにしていきたいと思っています。

初めての GeoDev Meetup では、RESAS のデータを可視化するためのツールとして、ArcGIS for Developers をご検討くださった方向けにもくもく作業しながら、弊社スタッフに気軽に質問できる場を設けました。また、次回開催の予習でもよいですし、他のコンテストで使ってみたいという方や、ただ興味があるという方も気軽に交流できる場も設けました。

GeoDevMeetup

当日は以下のタイムテーブルで行いました。

時間 内容
 18:30  開場
 19:00  オープニング / 趣旨説明
 19:15  もくもくタイム
 20:25  ゲストLT 「人を動かすデータビジュアライゼーション」
 20:45  成果発表 LT(立候補してください!)
 21:00  撤収

参加者は、エンジニアやコンサルタント、UX/UI デザイナーなど、さまざまなバックグランドの方々に参加していただきました。はじめて ArcGIS に触れる方や GIS を勉強しに来たという方、RESAS データを可視化してみたい方など、目的は多岐にわたり弊社スタッフもサポートさせていただきました。

オープニング / 趣旨説明
オープニングでは、弊社スタッフから GeoDev Meetup の趣旨説明や RESAS データの可視化に関してお話しさせていただきました。
GeoDevMeetup1

GeoDevMeetup2

もくもくタイム
もくもくタイムでは、はじめに付箋にやりたいことを各自が記入して全員に共有しました。もくもくタイム中は、真剣に作業する人もいれば、弊社スタッフにいろいろと質問したり、会話したりと、和やかな雰囲気でした。また、はじめて ArcGIS を使う方もいらっしゃったので丁寧に説明させていただきました。

GeoDevMeetup3

ゲストLT 「人を動かすデータビジュアライゼーション」
ゲストLT(ライトニングトーク)では、「人を動かすデータビジュアライゼーション」というお題目で、E2D3.org、株式会社インテリジェンスの五十嵐様から発表していただきました。内容としてデータビジュアライゼーションを学問にするために世界(広がり)と歴史(深さ)を体系的に捉えたところがこれまで誰もやっていなく、とてもユニークな視点だと思いました。それは、新しいデータの表現と過去のデータ表現を手軽に、より早くすることで可能となり、データビジュアライゼーションの面白いところでもあり、新しい視点や奥深さを感じました。また、ひとことでデータの表現といっても色々な見せ方があり、それは現在の IT が発達する以前、つまりパソコンなどが存在しない時代から使われている手法であることに驚きました。また、数字だけでは見えてこないが地図やグラフに表現することで人々の心を動かし、課題解決にも繋がることを学びました。我々も普段何気なしにデータを見る機会は多いと思いますが、そのデータの表現の目的や意図、そのデータから何が言えるのかなど、もっと考えると同時に、人にプレゼンする場合なども考えて相手に伝えなければならないと思いました。ArcGIS をもっと色々な人たちに使ってもらい地図の可視化によって課題解決に繋がるような価値を提供してきたいと思いました。

GeoDevMeetup4

最後に
今回初めて GeoDev Meetup を開催するということで、弊社スタッフの至らない面もあったかと思いますが、参加者の皆さまの協力のおかげで無事に終えることができました。ありがとうございました。

今後も GeoDev Meetup を継続的に開催していきたいと思いますので、今回参加できなかった方もぜひ遊びにきてください。次回も近日開催予定ですので、ArcGISブログをご覧になっている方も気軽に参加をご検討ください!

最後は全体写真で締めくくりました。
(ピースサインではなく、Visualization の「V」です)
今回参加してくださった皆さま、ありがとうございました!次回もお待ちしています。

GeoDevMeetup5

■関連リンク
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