ArcGIS Developer セッション 2017 開催レポート

今年も 5 月に開催された GISコミュニティフォーラムで開発者向けのセッションを行いました。このレポートでは、当日の様子や熱く語られた内容についてお伝えしていきます。

今年の ArcGIS Developer セッションは「ArcGIS Developer セッション ~あなたも GeoDev コミュニティと一緒に成長しよう!~」というテーマで、開発者コミュニティを意識した ESRIジャパンの活動や、支援したハッカソンで生まれた優秀作品の優勝チーム代表の方に登壇していただきました。さらにこのセッションでは全 100 分にものぼるロング セッションのため、途中の休憩時間では “ブレイク デモ” と称して GIS を駆使したゲームを通じて参加者の皆さんとゲームを楽しみました!

当日のタイム スケジュールや発表資料は GitHub にもありますのでぜひ合わせてご覧ください。

GeoDev 活動報告

GeoDev コミュニティの紹介として月に 1 度、企画・運営している GeoDev Meetup の紹介や、弊社が支援したハッカソン(RESAS API ハッカソンRESAS × Japan Hackathon)と参加したハッカソンの成果物(MUROSARU)についてそれぞれ紹介しました。SNS でも Twitter(#geodev_jp)を活用して、Meetup の開催の模様を Live でツイートしたり、弊社エンジニアも開発ブログ(GeoNet)を通して ArcGIS の新しい情報や、流行りの技術と織り交ぜてやってみたいことなどを発信しています。外部コミュニティのコラボとして JXUG(Xamarin)にて開催した JXUG Xamarin ハンズオン!ArcGIS を利用した地図アプリ開発についても紹介しました。

GeoDev 活動報告

GeoDev LT(ライトニングトーク)@ ハッカソン最優秀賞チーム

前半の最後ではハッカソン RESAS × Japan Hackathon の最優秀賞でチーム「Tsuredatsu(つれだつ)」の代表の方に GeoDev LT をしていただきました。

Tsuredatsu(つれだつ)は、引きこもりがちな被介護者を外の地域イベントに連れ出し、シニアの自立支援、社会資源化、コミュニティ化につなげることをコンセプトにして開発されました。

今回はテクノロジーをどのように社会課題へ活かすのかという点でのプレゼンでした。ArcGIS をどのようにビジネスに活用しているのか、社会課題に対して ArcGIS をうまく活用されている点がすばらしいと思いました。とくにシニアが地域を活性化させることが重要で、RESAS 情報と地域イベントを ArcGIS で可視化して、外出するための動機付けとして活用しています。

Tsuredatsu(つれだつ)については以前に開発ブログ「大解剖!ハッカソン最優秀賞作品 「Tsuredatsu」 From RESAS x Japan Hackathon ~地域の連鎖をデザインしよう!~」でもハッカソンで評価されたポイントや ArcGIS とどのように連携して利用しているかということを紹介しています。ハッカソンで作成したプロダクトは、現在 I care you というお出かけ介護サービスで利用されています。

GeoDev LT(ライトニングトーク)@ ハッカソン最優秀賞チーム

ブレイク デモ

このセッションの休憩時間では “ブレイク デモ” と称して、GIS を駆使したゲームを皆さんに披露しています。今年はジオフェンス※ を活用した参加型のゲームをしました。

※ジオフェンスは、仮想的な地理上の境界線を表します。スマートフォンなどの位置情報を利用して、特定のエリアに入った/出た人に対して、アラートメールやクーポンなどの特定の情報を送るために利用されています。

ゲームのプレイ開始前に、まずはセッション参加者が 2 つのチームに分かれて、各チーム内でプレイヤー(1 名)とサポーター(その他)を決めます。プレイヤーは端末を持って屋内を歩き、サポーターはプレイヤーがどこへ移動するかを予想して Web アプリ上の屋内地図にジオフェンスを入力します。自分のチームメンバーが入力したジオフェンスにプレイヤーが入れば加点、相手チームのジオフェンスに入ったときには減点されるというルールで、時間内での得点を競いあいました。

ブレイクデモ1 ブレイクデモ2

ゲームの開発秘話などは、Developer セッション ブレイク デモ開発後記の中で開発者たちが熱く語っています。ブレイク デモの開発における裏話やどのようなテクノロジーを利用したのか、また、それぞれの役割分担などインタビュー形式のブログであり、非常にユニークな内容です。

Esri Startup Program のご紹介

スタートアップ企業が手がける製品・サービスにより高度なマッピングや位置情報サービスを組み込むことで企業成長を加速する 3 年間の支援プログラムです。

Esri Startup Program の紹介や米国ではすでに多くの企業が採用されており、プログラムを採用しているスタートアップ企業の事例も紹介しました。

Esri Startup Program1 Esri Startup Program2

ArcGIS 最新情報

ArcGIS の最新情報では 開発者向けのサービスとして ArcGIS for Developers の紹介、ArcGIS API for JavaScript の最新バージョン 4.3 や ArcGIS Runtime SDK 最新バージョン 100.0 などデモを交えて紹介しました。また、ArcGIS Runtime SDK for .NETXamarin をサポートするようになりましたので Xamarin を利用した開発について開発環境やアプリのデモを交えて紹介しました。

ArcGIS 最新情報1 ArcGIS 最新情報2

最後に

最後に GeoDev の今後についてお話しました。

今後は GeoDev Meetup を全国に広めていきたいという強い思いがあります。たとえば、誰でも GeoDev イベントを開催できるようにしていきたいですし、主催したい方がいれば私たちがサポートしたりと一緒に GeoDev コミュニティを盛り上げていきたいと思っています。また、スタートアップや IoT といった新規領域でのアイデア共有などを通じて一緒にイベントを開催することができればと思っています。

今回の参会者の方から GeoDev Meetup にぜひ参加してみたい、興味があるなどの声を聞くことができたのはうれしかったです。今後も GeoDev Meetup を通じて開発者コミュニティを盛り上げていきたいと思っています。

もし、少しでも GeoDev Meetup に興味が持たれた方はグループへの参加をお待ちしています。グループへ参加していただければ今後の GeoDev Meetup のご案内の連絡も受け取ることができます。

https://geodev.connpass.com/

GeoDev Meetup

■関連リンク
ArcGIS for Developers
ArcGIS for Developers 開発リソース集Esri Startup Program
GeoDev コミュニティ