ArcGIS Earth バージョン 1.13 新機能のご紹介

3D 対応 GIS フリービューアーである ArcGIS Earth のバージョン 1.13 が 7 月 29 日に米国でリリースされました。本製品は日本では未サポートですが、誰でも無料でインストールして日本語モードを利用することができ、操作もシンプルで使いやすい製品です。

そんな ArcGIS Earth バージョン 1.13 で追加された新機能や改善機能をご紹介します!

構成の共有

ArcGIS Earth 構成マネージャーを使用して、ローカル構成ファイルを XML ファイルとして組織と直接共有できるようになりました。[設定] メニューの [詳細] タブから [構成ファイルの管理] を展開し、構成ファイルの [共有] をクリックすると、[構成をポータルで共有] ウィンドウが開きます。アイテムの詳細を入力、共有先を選択したら [共有] をクリックすることで XML ファイルを共有することができます。

表示範囲のカスタマイズ

レイヤーにあらかじめ表示範囲が設定されている場合は、ArcGIS Earth でもその表示範囲が反映されます。下図一枚目の画像では、ポイントやポリゴンに表示縮尺が設定されているので、指定された縮尺までズームするとデータが表示されます。また、下図二枚目の画像のように ArcGIS Earth で任意の表示範囲を設定することもできます。

レイヤー アイコンのカスタマイズ

[コンテンツ] ウィンドウのレイヤー アイコンを、各レイヤー タイプまたはフォルダー タイプに基づいてカスタマイズできるようになりました。ユーザーごとの JSON ファイルを作成し、フィーチャ レイヤー、Web シーン、シェープファイルなどの各レイヤー タイプに対応するカスタム アイコン ファイルを指定すると、[コンテンツ] ウィンドウの ArcGIS Earth 既定のレイヤー アイコンがカスタマイズされたアイコンに置き換えられます。

その他にも機能拡張として、データの日付・時間情報の表示形式がお使いの PC の表示形式と統一されるようになりました。

また、KML ファイルのプロパティ編集時の [元に戻す/やり直し] がサポートされています。より詳細な新機能についてはヘルプの新機能ページをご参照ください。

使ってみたい方は ArcGIS Earth のサイト (米国 Esri 社のサイト) の「今すぐダウンロード」から、インストーラーをダウンロードし、インストールしてください。すでに ArcGIS Earth 1.12 をインストールしている方は、一度アンインストールしてから 1.13 をインストールしてください。

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