Site Scan for ArcGIS(2023 年 1 月~3 月アップデート)の新機能

ArcGIS にはドローン画像からオルソモザイクや 3D データを作成できるドローン マッピング製品として ArcGIS Drone2MapSite Scan for ArcGIS があります。4 月 7 日には ArcGIS Drone2Map が最新バージョンをリリースしましたが、Site Scan for ArcGIS も 2023 年に入ってからさまざまなアップデートが行われています。本ブログでは、2023 年 1 月から 3 月までに行われた Site Scan for ArcGIS のアップデートから新しく追加された機能をご紹介します。

Site Scan for ArcGIS Manager

タイムライン ビューでベースマップが変更可能になりました

これまでの背景地図は衛星画像が表示されていましたが、道路地図や地形図など ArcGIS Online の任意の背景地図に変更することができるようになりました。

パノラマ ミッションの作成

Site Scan for ArcGIS Flight アプリを使った飛行を行う場合に、飛行計画を Manager アプリ上で作成しておくことができます。その飛行計画のテンプレートとしてパノラマが追加されました。マップ上でクリックすると円の中心を移動させ、撮影位置を決定し、飛行高度やオーバーラップ、リターン時の飛行高度を設定し保存できます。

オーバーレイに DXF ファイルをサポート

ベータ機能で既にご利用の方もいらっしゃるかと思いますが、DXF ファイルをオーバーレイとしてアップロードするオプションが追加されました。PDF の追加と同じフローで DXF ファイルを追加することができます。利用方法については「操作手順: Site Scan for ArcGIS Manager での DXF オーバーレイの使用」をご参照ください。

Site Scan for ArcGIS Flight

  • iOS 16 サポート
  • DJI M300RTK ファームウェア v04.01.00.00 と v05.01.01.00 のサポート
  • DJI P4RTK ファームウェア v02.02.0611 のサポート

その他のアップデート内容については各アプリケーションの新着情報をご参照ください。

Site Scan for ArcGIS Manager
Site Scan for ArcGIS Flight

Manager アプリのベータ機能
現在、ArcGIS Reality エンジンを利用した処理機能のベータ版をご利用いただけます。ArcGIS Reality エンジンは、ArcGIS Drone2Map に搭載されているエンジンと同じで、Site Scan では 3D モデルの作成にいち早く搭載してきました。今回のベータ版では、2D データの作成でもこのエンジンを利用して処理が行えるようになります。お試しいただき、ぜひ Esri のフィードバックにもご協力いただけますと幸いです。

関連リンク

フォローする