ArcGIS StoryMaps の新機能として「ブリーフィング」が追加されました。ブリーフィング (ベータ版) は、社内外でのプレゼンテーション資料として活用できるスライド ベースのコンテンツ形式です。本ブログではブリーフィングの機能と作成についてご紹介します。
ブリーフィングとは
ブリーフィングとは、リアルタイムでのコミュニケーションと意思疎通を円滑に行うためのサポートを目的に構築されたコンテンツです。これまでのストーリー マップでは、読者が没頭する物語の設計を得意としていたのに対して、ブリーフィングは、プレゼンテーションに重点を置いたスライド形式の設計を得意としています。
新しいコンテンツ形式であるブリーフィングですが、ブリーフィングの作成は、ストーリーやコレクションの作成と同様に ArcGIS StoryMaps ビルダーを使用します。そのためストーリー マップの作成経験のある方であれば、すぐに作成を開始できます。
ブリーフィングでの作成例をご紹介します。以下のチュートリアルでは、ブリーフィングの作成方法やコンテンツの構成について説明しています (英語のみ)。画像をクリックすると見ることができます。
スライド形式での設計では、限りのあるスライド スペースの中で簡潔に重要な情報だけを記載することで、迅速に必要な情報を共有することに活用できます。
ブリーフィングの特長
ブリーフィングの特長についていくつかご紹介します。
情報の統合
ブリーフィングでは、スライド 1 枚の中に 2D/3D マップ・Web アプリ・画像・動画といった情報を文章と合わせてシームレスに表示できます。
目次の活用
ブリーフィングでは、目次によるナビゲーションが可能で、読者は特定の情報が記載されているスライドへ迅速にアクセスできます。
この他にもテーマとカスタム レイアウトによる組織のブランディング、共有リンクを介した社内外でのブリーフィングの共有といった機能を利用できます。
また、現在はベータ版ということもあり、今後さらに PDF のエクスポートなど、さまざまな機能の追加が予定されています。
さいごに
ブリーフィングは、ArcGIS StoryMaps にサイン インして簡単に作成できます。スライドにあなたが伝えたい魅力的な情報を統合し、影響力のあるプレゼンテーションをはじめましょう!