Path Slope Tool を使ってみよう!

Path Slope Tool という、ArcGIS Spatial Analyst エクステンションの機能を利用して道路の傾斜角を求めるサンプル モデルが ArcGIS Online で公開されています。このサンプル モデルは ArcGIS 10.1 for Desktop 以上の環境で ArcGIS Spatial Analyst ライセンスおよび Advanced ライセンスをお持ちであれば利用することができます。Basic ライセンスをお持ちの方は、サンプル モデルを編集することで Basic ライセンスでも利用することができます。

Path Slope Tools ダウンロードページ(公開は終了しました)

Tool

[Path Slope] を開き、求めたいエリアと使用する道路データ、標高データを入力すれば、道路の傾斜角を求めることができます。求めた傾斜角は再分類し、最終的にベクトル データとして出力します。
分類する傾斜角の範囲や値を変更したい場合は、[Path Slope By Custom Table] や [Path Slope By Reclass Values] を使用して、独自の設定を行います。

では、さっそく使用してみましょう。
坂の町として知られている長崎市を対象として、ArcGIS データコレクションの地形データを使用して解析を行いました。シンボルは緑 → 黄 → 赤の順で傾斜がきつくなっています。
Nagasaki1

拡大してみると、黄色やオレンジ色になっている道路が多いことが分かりますね。
※ 標高データから傾斜角を求めていますので、実際の道路と完全に一致した傾斜ではないことを予めご了承ください。
Nagasaki2

富士山についても解析してみましょう。ArcGIS 3D Analyst をお持ちであれば、3 次元表示を行う事が可能です。
来月、世界遺産に登録される見通しとなった富士山、こうして見ると、日本一の山だけあって登るのは大変そうですね。
Fuji

[注意事項]
今回ご紹介したサンプルは、弊社が動作保証をしているものではありません。モデルの編集に関するご質問もお受けできません。本ツールに関するご質問は、 ダウンロードページ(ArcGIS Online)のコメントの書き込みより、作成者へ直接していただくようお願いいたします。

今回ご紹介したサンプルは、ArcGIS Online での公開が終了しました。本ツールに関するご質問は、製品サポートでは承っておりません。

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