ArcGIS Server のマップ キャッシュ Tips (3) - データ ソース

ArcGIS では、さまざまなフォーマットのデータを使用することが可能です。ArcGIS でよく使用されるデータのフォーマットには以下のものが挙げられます。

1. シェープファイル
2. ファイル ジオデータベース
3. ArcSDE ジオデータベース

シェープファイルは非常に便利なデータ フォーマットですが、大容量のデータが扱えず、マップを構成するレイヤ数が多い場合に全体のファイル数が多くなります。ファイル ジオデータベースの場合、より大きなデータを格納可能です。また、”データベース”内にいくつものデータを格納し効率的にデータ管理を行うことが可能です。そのため、比較的大きなサイズのデータや、データ数が多く必要となるような背景図のマップ キャッシュを作成する場合は、ファイル ジオデータベースのほうがより効率的にマップ キャッシュを作成することが可能です。

※ジオデータベースの詳細はこちらをご参照ください。

また、これらのフォーマットのデータをどこに配置するかによってもパフォーマンスに差異が生じます。ArcGIS Server の画像を生成するコンポーネントは サーバ オブジェクト コンテナ(SOC)となります。このコンポーネントがインストールされているコンピュータにデータを配置するか、または、別のコンピュータにデータを格納するかによりパフォーマンスに差が生じます。これは、ネットワーク上でのデータのやり取りが必要か必要でないかという点により差が生じます。ArcGIS Server のシステムを構築する場合、データを SOC とは異なるコンピュータ上に配置し負荷分散を行う構成をとることが可能です。しかし、マップ キャッシュ作成のためのマップを作成する場合は、データを SOC と同一コンピュータ上に配置し、ネットワーク通信を避けることで高速にマップ キャッシュを作成することができます。

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もう一点、データソースで重要なことは空間インデックスのチューニングを行うことです。通常は ArcCatalog から空間インデックスを作成したり再計算したりすることが可能です。チューニングされていないデータをチューニングすることで ArcGIS はよりすばやくフィーチャを特定し、より速くマップを描画することが可能となります。空間インデックスの詳細はこちらをご参照ください。

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次回は、マップをチューニングするためのツールである「マップ サービス公開」ツールをご紹介いたします。