ArcGIS 10 対応の気象データ変換ツールをバージョンアップ


前回ArcGISブログでご紹介した気象データ変換ツールを、バージョンアップしました。今回のバージョンでは、「GSM(日本域)客観解析」のデータを変換するツールを加えています。前回と同様、ArcGIS Desktop 10以上をお持ちのユーザ様であればご利用できます。

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気象データ変換ツール

Meteorologicalconverter_ver110img


・変換可能な気象データ
変換可能な気象データは次のとおりです。
1) 1kmメッシュ解析雨量GPV
2) 1kmメッシュ降水短時間予報
3) 5分毎(10分毎)1kmメッシュ全国合成レーダーエコー強度GPV
4) GSM(日本域)客観解析  NEW

・出力可能なフォーマット
各ツールはそれぞれTIFF | メッシュ(ポリゴン) | NetCDF が指定可能です(GSM客観解析はTIFF | NetCDFのみに対応)。

・実行方法
各ツールは、通常のジオプロセシングツールと同様に、
・カタログ ウィンドウまたはArcToolbox ウィンドウからの実行
・ModelBuilderを使用したツールの実行
・Pythonウィンドウを使用したツールの実行
をサポートしております。ジオプロセシングツールの実行方法の詳細は、[ArcGIS 10 Help] > [実用ライブラリ] > [ジオプロセシング] > [ツールの実行]をご参照ください。

・GSM(日本域)客観解析のバッチ変換
GSM(日本域)客観解析のデータは、1ファイルで高度(Z)、東西風(U)、南北風(V)、気温(T)、上昇流(VV)、相対湿度(RH)、海面更正気圧(Pmsl)、地上気圧(Ps)の物理量データが含まれています。
今回は、(財)気象業務支援センター様から購入した2009年のデータから、ジオプロセシングツールのバッチ機能と、Excelを組み合わせて2009/7/19~2009/7/26の相対湿度(RH)を次のようにバッチで変換しました。

1) ArcCatalogで「GSM(日本域)客観解析」のジオプロセシングツールを選択し、 [右クリック]>[バッチ]でダイアログを起動します。
2) 表示されたダイアログの1行目の各パラメータのセルをダブルクリックし、必要なパラメータをすべて入力します。

Gsmconv_vat

3) ダイアログ上で1行目を選択し、[右クリック]>[コピー]を実行します。

Gsmconv_copyfirstrow_2

4) Excelを起動し、左上のセルを選択し[右クリック]>[貼り付け]を実行し、貼り付けたデータを参考にしながら、変換したいデータ数分のパラメータをExcel上で編集し、一覧の形式にします。

Gsmconv_vat_excel

5) バッチのダイアログに戻り、Excelで編集した行数分の行を+ボタンで追加します。

Gsmconv_addrows

6) Excel上で編集した行を選択し、[右クリック]>[コピー]を実行します。

Gsmconv_copyrows

7) バッチのダイアログに戻り、行を選択して[右クリック]>[貼り付け]を実行します。

Gsmconv_pasterows

8) コピーされた条件を確認し、[OK]ボタンでバッチ処理を実行します。

Gsmconv_execute

・GSM(日本域)客観解析の地図表現例
変換したラスタデータはArcGlobeに追加して、可視化することが可能です。

Gsmresult_globe

また、複数時期のラスタデータをラスタカタログに読み込み、タイム スライダを利用して、相対湿度(RH)の変化を可視化することが可能です。

Gsmresult_timemap

・注意事項
今回ツールのご紹介をさせていただきましたが、弊社で本ツールに関する動作保障を行っているものではありません。本ツールに関するご質問がある場合には、ArcGIS Resource Centerのギャラリーから、直接、作成者へご質問していただくようお願いいたします。