ArcGIS 10.1 お勧め画像機能 その2-ジオリファレンス-

「お勧め画像機能」の新連載のその2では、新しくなったジオリファレンス機能についてご紹介します!

「ジオリファレンス」とは、座標系が定義されていない画像データの位置あわせを行う作業のことで、参照データの座標系に一致するようにラスタデータの幾何学的な補正と座標系の付与を同時に行います。

ArcMap では、[ジオリファレンス] ツールバーを用いて操作を行いますが、10.1 では、このツールバーに新しい機能が追加されました。
[ジオリファレンス] ツールバー

1 つ目は、ジオリファレンスするラスタだけを表示する ビューア ウィンドウです。
10 以前のバージョンでは、ジオリファレンスするラスタは常に参照のデータと重なった状態で表示されており、透過表示するなどの工夫が必要でした。

ジオリファレンス関連のツール群

図1: ジオリファレンス ツールバーと画像ビューア ウィンドウのツール

10.1 で登場したビューア ウィンドウは、[Viewer] ボタン(図1の③)をクリックすると起動し、ビューア ウィンドウの [再配置] ボタン(図1の⑧)をクリックすると、以下のように参照データと並列表示することができます。また、いくつかのコントロールポイント取得後は、[メイン ディスプレイへのリンク] ボタン(図1の⑨)をクリックすると2つの画像を連動して表示させることが可能(図2)です。この機能を使用することで、作業効率の向上が期待できます。

画像の連動表示

図2: 2つの画像の連動表示

2つ目は、自動位置あわせの機能です。
この機能を使用すると、参照画像とジオリファレンスを行う画像の間で自動的にコントロールポイントを発生させることができます。
自動位置あわせを行うには、[ジオリファレンス] ツールバーでジオリファレンスを行う画像を選択し、[ジオリファレンス] → [表示範囲にフィット] や、[回転] ボタン(図1の⑤)・[シフト] ボタン(図1の⑥)・[スケール] ボタン(図1の⑦)を使用して画像を概ねあった場所に移動させます。そして、[自動位置あわせ] ボタン(図1の②)をクリックします。

画像の自動位置あわせ

図3: 自動位置合わせ

なお、自動位置あわせは、どのような画像間でも必ずしも行えるものではなく、それぞれの画像の解像度やバンドの組み合わせなどを考慮して自動的に位置あわせするので、2 つの画像ができるだけ類似している必要があります。
自動位置あわせ機能についての詳細は以下をご参照ください。

ArcGIS Help 10.1 – ラスタを自動的にジオリファレンスする

■関連リンク
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