Esri Business Analyst 10.4 for Desktop をリリースしました!

先日 6 月 23 日にリリースされた ArcGIS 10.4 for Desktop をベースとした商圏分析・エリアマーケティング ソリューションの最新版 Esri Business Analyst 10.4 for Desktop (以下 Business Analyst)を、 同日 23 日にリリースしました。

1

最新バージョン 10.4 では、商圏レポート機能の強化および分析ツールの追加が行われました。また、同時に 2016 年版データもリリースしました。

Business Analyst バージョン 10.4 の新機能・新規搭載データは、以下の通りです。

■レポート機能
◎複数商圏比較レポート
複数の店舗から作成した商圏を使用して、店舗ごとの商圏の特性を簡単に比較することができます。商圏の特性による店舗分類や、統計指標を比較できる表やチャートを含む Excel 形式のレポートを出力することができます。

2

◎カスタム Online レポート テンプレートの追加
Business Analyst では、国内の統計データを組み合わせて独自のレポート テンプレートを作成できますが、バージョン10.4 より、ArcGIS Online で公開されている世界の統計情報を利用した独自のカスタム Online レポートを作成することができるようになりました。作成したテンプレートは ArcGIS Online を通して組織内で共有することができます。

3

■分析ツールの追加
◎ポイントの分散ツール
同一地点に重複しているポイント データを一定の範囲内に分散させるツールを、商圏分析ツールに新規に搭載しました。これにより、同一住所の顧客データの分布などをより直感的にマップ上で確認することが可能になります。

4

■2016 年版データへ更新
◎住所、道路データの更新と将来人口推計データの新規搭載
住所ロケーターや道路ネットワーク、背景地図が、2016 年版に更新されました。さらに、2010 年から 2025 年までの 5 年毎の男女別年代人口を推計した「将来人口推計データ」も統計データの指標として新たに搭載されました。将来的に人口の増減が見られるエリアを把握することで、マーケティング戦略に活かすことができます。

5

その他にも、テリトリーデザインにおいて、道路ネットワークに対して事前にインデックス構築できるようになり、道路ネットワークデータを使ったテリトリー構築のパフォーマンスが大幅に向上しました。

製品の詳細な情報は、Business Analyst 製品ページをご覧ください。ぜひ、新しくなった Business Analyst を使用して、エリアマーケティング業務を行ってみませんか?

■関連リンク
Esri Business Analyst for Desktop 製品ページ
商圏分析(活用法)
営業テリトリー・管轄エリアの最適化(活用法)
エリアマーケティング分析例(活用法)

フォローする