干支の漢字が含まれる地名で探る、人と動物の関係

どうぶつ地名ストーリー マップ

新年あけましておめでとうございます。

私事ですが年末に兵庫に帰省した際に、今年の干支が「猪 (亥)」ということもあり、今までは意識していなかった「猪 (亥)」の文字の地名が周りに多いことに気が付きました。猪は六甲山に多く出没し、観光客にエサをねだる時に突進してくる恐ろしい存在でもあり、ボタン鍋の具になる美味しい存在でもあります。

「猪が多い地域だから、猪の文字が付く地名が多いのかな?」という単純な疑問を解くために、猪とその他の干支の動物の漢字が含まれる地名データから「どうぶつ地名ストーリー マップ」を作ってみました。

どうぶつ地名ストーリー マップ

地名データには、ESRIジャパン データコンテンツ スターターパック 2019 に格納された数値地図 (国土基本情報) の注記ポイント データを使用しています。

ストーリー マップでは、インタラクティブに全国の猪や亥が付く地名のポイントを閲覧できます。猪が付く地名は北海道と沖縄以外の全国にあることがわかりました。ポイントをクリックすると、地名の読み仮名を確認できます。

アプリ操作画面

地名データが集中している地域を簡単に可視化するために、ヒートマップで表示すると確かに兵庫あたりに地名が集中していることが確認できました。

ヒートマップ

他にも、気になっていた犬猿の仲の犬と猿の地名もマップにしています。

犬猿マップ

そして、干支に入れなかった猫と、猫をだました鼠の地名もマップにしてみました。

猫と鼠マップ

詳しく見たい方は、ぜひ「どうぶつ地名ストーリー マップ」をご覧ください。

最後に、ストーリー マップでは取り上げなかった他の干支の動物の地名データを「干支の地名レイヤー ショーケース」アプリにまとめました。自分の干支の地名が気になる方は、ぜひこちらのアプリもご覧ください。

干支の地名レイヤー ショーケース

■関連リンク
ArcGIS Online 製品ページ
ストーリー マップ (GIS 基礎解説)