ArcGIS 10.2 for Desktop -高度な可視領域-

何ができるの?Spatial Analyst シリーズでサーフェス解析についてご紹介しましたが、バージョン 10.2 では、新たに [高度な可視領域] ツールが加わりました。[高度な可視領域] ツールでは、観測点パラメータをツール ダイアログ上で設定できるようになりました。また、可視領域だけでなく、観測点ポイントも解析できます。

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以前、ジオタグ付写真の方角を求めるというブログ記事がありましたが、富士山の写真を撮った場所と富士山を見た方角から、実際に人が見ることができる範囲を解析してみましょう。
今回使用した DEM データは、ArcGIS データコレクション 詳細地図の 50m メッシュです。観測点として、富士山を撮った場所を指定します。
観測点パラメータを使用することで、観測点の標高値やオフセットなど、解析する地域を制御することができます。制御できるパラメータは下図の通りです。

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バージョン 10.1 までは、[可視領域] ツールや [観測ポイント] ツールで観測点パラメータを設定したい場合は、観測点に決められたフィールド名を使用した属性情報としてこれらの値を持っている必要がありましたが、[高度な可視領域] ツールは属性情報として値を持っていなくても観測点パラメータの設定ができるようになりました。属性情報として値を持っている場合は、その値を使用することができます。写真を撮った場所や人の情報として観測点パラメータにサーフェス オフセットや方位角などの各値を入れて解析を行うと下図のような結果となります。

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[高度な可視領域] ツールを使用することで、簡単にパラメータを設定した解析を行う事が可能です。なお、[高度な可視領域] ツールは 3D Analyst をお持ちの方もご利用いただけます。

■関連リンク
ArcGIS Spatial Analyst(製品ページ)
サーフェス(ArcGIS ヘルプ)
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