第 13 回 GISコミュニティフォーラム開催報告

5 月 17 日(水)~ 18 日(木)に、東京ミッドタウン(東京都港区・六本木)にて第 13 回 GISコミュニティフォーラムが開催され、前日の 16 日(火)には同会場でプレフォーラム・セミナーも開催されました。期間中は、2,200 名を超える皆様にご来場いただきました。ご来場いただいた皆様、ご出展やご発表等で開催にご協力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

今回は、第 13 回 GISコミュニティフォーラムで開催された各プログラムをご紹介します。

基調講演

17 日には、早稲田大学 公共経営大学院 教授 片山 善博 氏による「地方の再生と日本の将来」と題した講演と米国 Esri 社 社長 Jack Dangermond(ジャック デンジャモンド)による「分散 GIS によるスマートコミュニティの構築」と題した講演がありました。

18 日には、株式会社野村総合研究所 上級コンサルタント 鈴木 良介 氏による「ビッグデータ・IoT・人工知能はビジネスをどう変えるのか?」と題した講演と東京大学 大学院 教授 江崎 浩 氏による「Society 5.0 に向けた スマートシティー・スマートカンパニーの姿」と題した講演がありました。

各種発表

基調講演以外にも、浜松市の渥美 真弥 氏による ArcGIS を組織のプラットフォームとして導入した事例の発表や、5 月 10 日に国内リリースした ArcGIS 10.5 の最新情報や技術情報をお伝えするテクニカルセッションが開催されました。プレフォーラム・セミナーでは、ArcGIS 製品の具体的な活用法や GIS に必須な知識が紹介されました。

今回のフォーラムのテクニカルセッションやプレフォーラム・セミナー、事例発表の資料は以下のリンクからダウンロードすることができます。
第 13 回 GISコミュニティフォーラム 発表資料
※ Esri 製品サポート サイトへのログインが必要です。

また、ソリューションセッションでは各分野での GIS の活用法や事例の紹介がありました。

各種展示、懇親会、体験セミナー

展示会場ではスポンサー企業による展示や ArcGIS 製品の展示が行われました。展示会場内メインステージでは、株式会社 東京地図研究社様と株式会社 リコー様によるコラボ企画として「いくつわかる?凸凹地図で読み解く城クイズ」と題した地形図を見て城名を当てるクイズが開催されました。

なお、クイズの正解は「いくつわかる?凸凹地図で読み解く城クイズ」のストーリーマップで紹介しています。

今年は体験セミナーや ArcGIS ご相談コーナーに加え、プレフォーラム・セミナー会場にて保守契約有効なユーザー様向けの技術サポート相談会を開催し、ユーザー様からも大変好評でした。

マップギャラリーでは、日頃の GIS 活用成果や研究成果を参加者の皆様に広く紹介する場として、ユーザーの方々が作成したマップ 30 作品を展示されました。

懇親会は、米国 Esri 社 社長 Jack Dangermond の来日もあり、懇親会の参加者だけでも 300 人を超える大盛況でした。また、懇親会にてマップギャラリーの表彰式が行われ、以下の 5 作品が入賞致しました。

1 位:「夏季の熱環境と風況解析に基づく大学キャンパスの環境評価と環境計画への応用」(東京農業大学 地域環境科学部)

2 位:「日本 47 ライバル都道府県」(株式会社 東京地図研究社)

3 位:「絶滅危惧のフクロウたち ~レッドリスト全国版と地方版~」(特定非営利活動法人 EnVision 環境保全事務所)

4 位:「教えて?あなたの地域の“○○焼き”」 (徳島大学 総合科学部)

5 位:「日本人の3割が標高 10m 以下に住んでいる」(和歌山大学 システム工学部)

その他の開催内容の詳細は、「第 13 回 GISコミュニティフォーラム 開催レポート」をご参照ください。

■関連リンク

第 13 回 GISコミュニティフォーラム