GIS Day in 北海道: 今年は 2 つの会場で開催しました!

ArcGIS Proでの3D表示

このたびは「北海道胆振東部地震」において被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。

毎年北海道では、11 月に GIS Day in 北海道を開催しており、今年も 11 月 23 日に開催しました。今年は例年 GIS Day in 北海道を開催している酪農学園大学に加え北海学園大学も会場となりました。今回は各会場の様子を紹介します。

酪農学園大学

酪農学園大学では、「ArcGIS Pro 講習会」ということで、GIS ルームにおいて ArcGIS Pro の初級講習を行いました。

酪農学園大学

ArcGIS Pro の基本的な使い方をはじめ、Survey123 for ArcGIS による現地調査票の作成を行いました。また、メインとして、地理院地図で公開されている平成 30 年北海道胆振東部地震のオルソ画像を ArcGIS Pro 上で表示し、被害状況をデジタイズする作業を行いました。地理院地図を ArcGIS Pro 上で表示する方法は ArcGIS ブログでも紹介しています。

ArcGIS Pro では 3D 表示をすることも可能なので、実際の空中写真を立ち上げて表示させ、より立体的に被害状況を確認することができ、会場からは被害の大きさに改めて驚く声が聞こえました。

ArcGIS Proでの3D表示

画面左が 2D 表示、右が 3D 表示した被災地の地理院地図

北海学園大学

北海学園大学では、「学芸員と地理教員のための ArcGIS 講習会」と題して、ArcMap と ArcGIS Online の講習会及びフリートークを行いました。会場には、学芸員の方や大学関係の方を中心に多くの方が集まりました。

ArcMap の講習会では、全国市区町村界データe-Stat から公開されている小地域のデータなど誰でも入手可能なデータを使用して、マップの表示やシンボル設定などの基本操作を行いました。

ArcGIS Online の講習会では、Web マップの作成や Survey123 for ArcGIS の操作を行いました。

北海学園大学

フリートークでは、「博物館で GIS をどのように活用していくか」をテーマに博物館で GIS を使用していくにあたっての課題など活発な意見交換が行われました。

2 つの会場で開催された今年の GIS Day in 北海道、それぞれのテーマで GIS にふれた 1 日となりました。

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