ArcGIS 10.7.1 をリリースしました!

Enterprise

10 月 7 日、ArcGIS の最新バージョン「ArcGIS 10.7.1」 (対象製品: ArcGIS Enterprise, ArcGIS Desktop, ArcGIS Engine) をリリースしました。

ArcGIS Enterprise の新機能

ArcGIS Enterprise 10.7.1 は、長期サポート (LTS: Long Term Support) 対象バージョンで、製品ライフサイクルで合計 6 年※1 のサポートを提供します。詳細については「ArcGIS Enterprise 10.7 プロダクト ライフサイクルの更新についてとよくある質問」をご参照ください。

今回のバージョンでは、バージョン 10.7 で追加された機能を引継ぎながらさらに機能が強化されております。ここでいくつかの新機能をご紹介します。

データストア アイテムの追加

バージョン 10.7.1 では、データストア (フォルダー、クラウドストア、エンタープライズ ジオデータベースといった ArcGIS Server に登録できるデータストア) がポータルのアイテムとして登録できるようになりました。

エンタープライズ ジオデータベース内のフィーチャ レイヤーおよびマップ イメージ レイヤーをブラウザー上から一括で公開することができます。

データストア アイテムの追加

動的集約 (フィーチャ ビニング) 機能の追加

大量のポイント フィーチャをビンと呼ばれる動的なポリゴンに集約する機能です。

この機能は、9 月 4 日にリリースした ArcGIS Pro 2.4※2 以降から ArcGIS Enterprise 10.7.1 に公開されるマップ サービスでサポートされるようになりました。フィーチャ ビニングは大きなデータセットをオンザフライで動的に集約する機能で、数千または数百万のポイント フィーチャを含む大規模なデータ セットの描画パフォーマンスを最適化し、データを理解するために効果的な方法です。

また、Webhook でユーザーのサイン インまたはサイン アウトの情報を新たに取得できる方法やコンテンツのフィルタリングなどの機能改善も導入されています。

その他の新機能の詳細は ArcGIS Enterprise ヘルプ「ArcGIS Enterprise 10.7.1 の新機能」をご参照ください。

なお、バージョン 10.6.1 以前の ArcGIS Enterprise からバージョン 10.7.1 の環境にアップグレードする場合は新しくライセンス ファイルが必要になります。

ArcGIS Desktop (ArcMap) の新機能

ArcMap 10.7.1 では、ジオプロセシングやデータについて新機能が導入されています。

詳細については新機能紹介ページをご参照ください。

※1 国内サポート開始時期により、新規サポートの期間は異なります。

※2 ArcGIS Pro の最新バージョン 2.4 は、2019 年 9 月にリリースされています。詳細についてはブログ記事「ArcGIS Pro 2.4 をリリースしました!」をご参照ください。