2021 年 7 月 1 日に ArcGIS Geo Suite 住居レベル住所の 2022 年版データをリリースしました。
今回のリリースよりダウンロードでの提供を開始し、より簡単に、ユーザー様に簡単かつ迅速にデータ コンテンツをお届けできるようになりました。
住居レベル住所は、住居レベル (号レベル) の位置情報を取得するために使用する住所ロケーター (ArcGIS でジオコーディングを行うために使用するデータ) です。このロケーター 1 つで、指定した住所の位置を中心に表示する「住所検索」や、フィーチャの位置をもとに住所を付与する「リバース ジオコーディング」も、住居レベルで可能となります。建物レベルでジオコーディングなどを行う場合は、住居レベルに対応した住所ロケーターが必須です。
詳しい特徴は製品ページに記載がありますが、住居レベル住所はさまざまな魅力を持っています。
- 膨大な情報を搭載した住居レベルのデータベース
最新の全国約 4 千万件の住所データを格納しています。 - オフライン環境でも利活用可能
住居レベルでのジオコーディングは、ArcGIS Online から提供されるオンライン サービス「World Geocoding Service」を用いても可能ですが、住居レベル住所はオフライン環境での処理も可能とします。また、ArcGIS Online のクレジットも必要なく、大量のジオコーディングも消費クレジットを気にすることなく行えます。 - 正規化対策、パフォーマンス対策も万全
ロケーターを作成するためには、あいまいなユーザー入力住所のゆらぎを吸収する正規化対策や、より高速に行うためのパフォーマンス対策が必要です。住居レベル住所はロケーター作成のノウハウが蓄積された集大成であり、それらの対策が万全に施されています。
たとえば ESRIジャパンの本社住所は「東京都千代田区平河町2丁目7−1 塩崎ビル」ですが、「2丁目7−1」が「2-7-1」や「二の七の一」のように記載されていても、正確な位置にプロットすることができます。
住所情報を GIS で利活用するための強力な武器である ArcGIS Geo Suite 住居レベル、是非皆様の業務にお役立ていただけますと幸いです。
■関連リンク
・GIS 基礎解説 ― ジオコーディング
・ビジネスマップ用語集 ― ジオコーディング
・GISデータストア ― ArcGIS Geo Suite:住居レベル住所
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