ESRIジャパンでは、ArcGIS Pro や ArcGIS Online で作成したお手持ちのマップに、簡単にリアルタイム情報を追加できる「ESRIジャパンデータコンテンツ Online Suite」シリーズをご提供しています。Online Suite には 5 つのサービスがあり、各データベンダーから提供を受け ArcGIS ですぐに読み込める形式でデータを配信しています。今回の記事ではそれぞれのサービスをあらためてご紹介いたします!
目次
人流データオンラインサービス(KDDI Location Data版)
株式会社KDDIが提供する人流データオンラインサービス(KDDI Location Data版)は、auのスマートフォンから得られるGPSの位置情報/属性 (性別・年代) 情報をもとにした人流データを、ArcGIS 上で可視化・解析可能な形式で配信するサービスです。直近から過去 1 年前までの滞在人口を把握できるため、商圏分析・エリアマーケティング用途だけでなく、防災まちづくりや都市計画、観光分析などに活用できます。「その場所にどこから何人来たか」がわかる来訪人口(ベータ版)も提供開始しています。
活用法は以下の記事をご覧ください。
- 何ができるの「人流データ」?~人流オンライン サービス (KDDI Location Data 版) の活用術~
- 人流データ オンライン サービス (KDDI Location Data 版) で見る「青森ねぶた祭」
気象オンラインサービス(ゲヒルン版)
気象オンラインサービス(ゲヒルン版)は、気象庁による各種防災気象情報をゲヒルン株式会社から提供を受け、可視化・解析等で利用可能なフィーチャレイヤー形式で配信するサービスです。降水、浸水害、河川氾濫、土砂災害、気象警報、台風、地震のデータがあります。拡張レイヤーとして雷情報のサービスも提供開始しております。
本サービスの活用方法の例は、以下の記事をご覧ください。
- リアルタイム防災気象情報を提供!気象オンラインサービス (ゲヒルン版) をリリースしました!
- 高解像度降水ナウキャストで局地的大雨を事前に把握!~気象オンライン(ゲヒルン版)に新規追加~
- 高解像度化した推計震度分布図を活用してみよう!~気象オンライン サービス(ゲヒルン版)~
ライフライン情報オンラインサービス
ライフライン情報オンラインサービスは、株式会社レスキューナウの危機管理情報センターが 24 時間・365 日有人体制で収集し提供する停電・断水・ガス供給停止などの情報を、ArcGIS で可視化・解析等で利用可能なフィーチャレイヤー形式で配信するサービスです。リアルタイムなデータに加え、過去 1 カ月間における、毎正時の障害発生状況であるアーカイブデータも併せて提供するため、災害発生後の振り返り分析にも活用できます。
道路交通オンラインサービス
道路交通オンラインサービスは、トヨタ自動車株式会社のコネクティッドカーから得られるカープローブデータをもとに、各道路の通行実績情報・通行量・渋滞度通行情報を配信するサービスです。災害時のリアルタイムな道路通行状況の把握や、物流業務やビジネス分野など、さまざまな用途で活用可能です。
活用方法については、以下の記事をご覧ください。
住宅地図オンラインサービス
住宅地図オンラインサービスは、株式会社ゼンリンの住宅地図をインターネット経由で手軽に利用できる配信サービスです。表札入りの詳細地図をベースマップとして利用することができます。
Online Suite は、単一のサービスのご契約はもちろん、複数のサービスを組み合わせて多彩な情報を搭載したダッシュボードを作成するようなことも可能です。お手持ちのマップにリアルタイム情報を追加し、マップを豊かにしてみませんか?