スマート マッピングでデータの地図表現をより簡単に その③

前回のブログ(スマート マッピングでデータの地図表現をより簡単に その②)、前々回のブログ(スマート マッピングでデータの地図表現をより簡単に その①)では、ポリゴン データの地図表現についてご紹介してきました。最終回の本ブログでは、スマート マッピング機能を応用したポイント データの表現方法のコツをご紹介します。

下記の地図は、いずれも 2015 年の日本周辺で起きた震度 4 以上の地震のデータを地図上に可視化したもので、震央を中心として円を描き、円の大きさで地震の規模を示すマグニチュードの値を表しています(気象庁公開の地震データベース検索をもとに作成)。大きさの異なる多数のポイント データを地図に表示すると、小さなポイントが大きなポイントに重なったり隠れたりすることで、見づらいだけでなく、データの傾向を把握しづらくなることがありますが、右の地図ではアウトラインのみの表示にすることで、各ポイントの場所をわかりやすくした表現にしています。

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以下のリンクをクリックすると、実際の地図をご覧いただけます。
2015年震度4以上の地震(設定前)

2015年震度4以上の地震(設定後)


一般的に背景を暗くするだけでも地図上のデータを強調することができますが、これに加えアウトラインの円を縁取ることで、さらに色を際立たせ、重なっている円も明確に確認することができます。

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地震のマグニチュードの値が入力されているデータを例に、このような地図表現をスマート マッピング機能を使って作成していきましょう。

■アウトラインのみのシンボルに変更する
1. ArcGIS Online のマップ ビューアーで、レイヤーの [スタイルの変更] アイコンをクリックします。 

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2. [①表示する属性を選択] で、マグニチュードの値が入力されているフィールド「M」を選択します。スマート マッピング機能により [②描画スタイルの選択] で [数と量(サイズ)] が自動的に選択されます。

3. [オプション] をクリックし、[シンボル] をクリックします。[塗りつぶし] は「色なし」を、[アウトライン] は明度の高い適当な色を選択したうえで [ライン幅] を 1.2 ~ 2 ピクセルの太さにします。

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4. すべてのダイアログで [OK] を、[スタイルの変更] パネルで [完了] をクリックします。


■縁取りのシンボルを追加する
1. レイヤーの [その他のオプション] → [コピー] をクリックします。

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2. 「(レイヤー名)- コピー」というレイヤーが、始めに追加したレイヤーの上に作成されます。再度、始めに追加したレイヤーの [スタイルの変更] アイコンをクリックします。


3. [オプション] をクリックし、[シンボル] をクリックします。[アウトライン] で、「■アウトラインのみのシンボルに変更する」の手順 3 で選択した色と同系色にします。例えば、上記の手順では明度の高い朱色を選択しましたので、ここでは赤色を選択します。

4. さらに、 [ライン幅] を 6 ~ 8 ピクセルの太さにします。

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5. すべてのダイアログで [OK] を、[スタイルの変更] パネルで [完了] をクリックします。

■背景地図を暗くする
[ベースマップ] をクリックし、[キャンバス(ダーク グレー)] を選択します。

上記と同様の操作により、さまざまな色で、蛍光色のような表現を行うことができます。

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2015 年の地震の傾向としては、マグニチュードの大きな地震が依然として東北地方の太平洋側で複数回起きていたということ、また、関東地方では複数回地震が起き、それぞれは比較的近い場所であった、ということが地図上で把握できます。

スマート マッピングの表現に少しの工夫を加えて地図の見栄えを変えると、伝えたいことがより明確に伝わり、地図上で把握できることも増えます。ArcGIS Online のスマート マッピング機能を使って、適切で伝わりやすい、また、独自の表現を作成してみましょう。

■関連リンク
ArcGIS Online 製品ページ
・ArcGIS Online(ArcGIS for Desktop ユーザ向け)
■関連ブログ
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スマートマッピングでデータの地図表現をより簡単に その②