出力地図に複数のフィールド情報を表示する方法

サンプルデータ

以前、図郭ごとにマップを出力する方法についてご紹介しましたが、さらなる便利機能として、レイアウトに複数のフィールド情報を表示する方法をご紹介します。

ArcGIS 10 からダイナミック テキストが導入され、マップの表示範囲に連動して、テキストの表示を動的に変えることができます。

今回は、データドリブン ページを有効化している場合に複数のフィールド情報を表示する方法をご紹介します。

【手順】
1.ArcMap に主題図と図郭となるポリゴン データを追加します。
今回使用する図郭のフィールドは以下の通りです。

サンプルデータ

2.[データ ドリブン ページ] ツールバーを開き、ポリゴン データをインデックス レイヤに指定します。
※ここまでの手順の詳細は以前のブログをご参照ください。

データ ドリブン ページの設定

3.マップをレイアウト ビューに切り替えます。

レイアウト ビューへの切り替え

4.[挿入] メニューから [ダイナミックテキスト] → [ページ名] を選択します。

ページ名の追加

5.インデックス レイヤのページ名がデフォルトで表示されます。

ページ名の表示

6.ダイナミック テキストをダブルクリックします。[プロパティ] のテキストに以下を追加します。

人口総数:<dyn type=”page” property=”フィールド名1″/>

世帯総数:<dyn type=”page” property=”フィールド名2″/>
※property の後に任意のフィールド名を指定します。

ダイナミック テキスト プロパティ

7.[データ ドリブン ページ] ツールバーで次のページに移動すると、テキストが動的に変わり、それぞれの人口総数と世帯総数を表示します。

設定結果

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